万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

2019-05-30から1日間の記事一覧

巻九の冒頭歌、雄略天皇御製歌(巻九 一六六四)の左注に、「右或本云崗本天皇御製 不審正指 因以累載」とある。「正指(せいし)を審らかにせず、よりて累(かさ)ね載(の)す」という編纂者の判断にはある意味微笑ましいしい気持ちにさせるものがある。(万葉歌碑を訪ねて―その93―)

●雄略天皇御製歌(巻九 一六六四)は巻九の冒頭歌である。しかし、左注に、「右或本云崗本天皇御製 不審正指 因以累載」とある。 雄略天皇歌:暮去者 小椋山尓 臥鹿之 今夜者不鳴 寐家良霜 夕されば小倉の山に臥す鹿の今夜は鳴かずい寝(ね)にけらしも 崗本…