万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

2019-07-02から1日間の記事一覧

万葉歌碑を訪ねて―その124の4―梅花宴はその名の通り「梅の花」を主題に歌に興じているが、なかには、いやいや梅だけでなく、梅が散っても次は桜が咲くからと次を見据えた楽しい歌もある。(万葉歌碑を訪ねて―その124の4―4)

●梅花宴はその名の通り「梅の花」を主題に歌に興じている。八二九歌(張氏福子)は、いやいや梅だけでなく、梅の後には桜が咲くから、その時には再び楽しい宴を持ちましょうと詠っている。万葉の桜はヤマザクラの類を指すとするのが一般的である。万葉集に詠…