万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

万葉歌碑を訪ねて(その1259,1260)―島根県益田市 県立万葉公園人麻呂広場(3、4)―万葉集 巻二 一三六、一三七

―その1259- ●歌は、「青駒が足掻きを速み雲居にぞ妹があたりを過ぎて来にける」である。 島根県益田市 県立万葉公園人麻呂広場(3)万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉公園人麻呂広場(3)にある。 ●歌をみていこう。 題詞「柿本…

万葉歌碑を訪ねて(その1258)―島根県益田市 県立万葉公園人麻呂広場(2)―万葉集 巻二 一三五

●歌は、「つのさはふ石見の海の言さへく唐の崎なる海石にぞ深海松生える荒磯にぞ・・・」である。 島根県益田市 県立万葉公園人麻呂広場(2)万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉公園人麻呂広場(2)にある。 ●歌をみていこう。 題詞は…

万葉歌碑を訪ねて(その1257)―島根県益田市 県立万葉公園人麻呂展望広場(1)―万葉集 巻十一 二八〇二の或る本の歌

●歌は、「あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む」である。 島根県益田市 県立万葉公園人麻呂展望広場(1)万葉歌碑(作者未詳) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉公園人麻呂展望広場(1)にある。 10月12日から13日の2泊3日で島…

万葉歌碑を訪ねて(その1256)ー兵庫県河東市 県立播磨中央公園(3)―万葉集 巻六 九四六、九四七

●歌は、「御食向ふ淡路の島に直向ふ敏馬の浦の沖辺には深海松採り浦みにはなのりそ刈る・・・」と「須磨の海女の塩焼き衣のなれなかば一日も君を忘れて思はむ」である。 兵庫県河東市 県立播磨中央公園(3)万葉歌碑(山部赤人) ●歌碑は、兵庫県河東市 県…

万葉歌碑を訪ねて(その1254,1255)―兵庫県河東市 県立播磨中央公園いしぶみの丘(1、2)―万葉集 巻八 一四一八、巻八 一五一一

ーその1254― ●歌は、「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」である。 ●歌碑は、兵庫県河東市 県立播磨中央公園いしぶみの丘(1)にある。 兵庫県河東市 県立播磨中央公園いしぶみの丘(1)万葉歌碑(志貴皇子) ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1252,1253)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(50,51)―万葉集 巻二十 四四六五、巻六 九四〇

―その1252- ●歌は、「・・・すめろきの神の御代よりはじ弓を手握り持たし・・・」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(50)万葉歌碑<プレート>(大伴家持) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(50)にある。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1250,1251)ー加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(48、49)―万葉集 巻七 一三三〇、巻十七 三九四二

―その1250― ●歌は、「南淵の細川山に立つ檀弓束巻くまで人に知らえじ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(48)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(48)にある。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1248,1249)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(46、47)ー万葉集 巻七 一一一八、巻二十 四三五二

―その1248- ●歌は、「いにしへにありけむ人も我がごとか三輪の檜原にかざし祈りけむ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(46)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(46)にある。 ●歌を…

万葉歌碑を訪ねて(その1246,1247)ー加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(44)―万葉集 巻六 九二五、巻九 一七四二

―その1246― ●歌は、「ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(44)万葉歌碑<プレート>(山部赤人) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(44)にある。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1244,1245)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(42、43)―万葉集 巻三 四三四、巻十四 三三五〇

―その1244― ●歌は、「風早の三穂の浦みの白つつじ見れどもさぶなき人思へば」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(42)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(42)にある。 ●歌をみていこう。 題…

万葉歌碑を訪ねて(その1242,1243)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(40、41)―万葉集 巻二十 四四七八、巻十二 三〇五三

―その1242― ●歌は、「奥山のしきみが花の名のごとやしくしく君に恋ひわたりなむ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(40)万葉歌碑<プレート>(大原真人今城) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(40)にある。 ●歌をみていこ…

万葉歌碑を訪ねて(その1240、1241)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(38、39)―万葉集 巻十六 三八三五、巻十六 三八五五

―その1240― ●歌は、「勝間田の池は我れ知る蓮なししか言ふ君が鬚なきごとし」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(38)万葉陶板歌碑(婦人) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(38)にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「獻新…

万葉歌碑を訪ねて(その1238、1239)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(36、37)―万葉集 巻十四 三五〇一、巻十一 二四七五巻

―その1238- ●歌は、「安波峰ろの峰ろ田に生はるたはみづら引かばぬるぬる我を言な絶え」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(36)万葉陶板歌碑(作者未詳) ●万葉陶板歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(36)にある。 ●歌をみて…

万葉歌碑を訪ねて(その1237)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(35)―万葉集 巻七 一三四九

●歌は、「かくしてやなほや老いなむみ雪降る大荒木野の小竹にあらなくに」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(35)万葉陶板歌碑(作者未詳) ●万葉陶板歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(35)にある。 ●歌をみていこう。 ◆如是為而…

万葉歌碑を訪ねて(その1236)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(34)―万葉集 巻十四 三三七〇

●歌は、「足柄の箱根の嶺ろのにこ草の花つ妻なれや紐解かず寝む」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(34)万葉陶板歌碑(作者未詳) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(34)にある。 ●歌をみていこう。 ◆安思我里乃 波故祢能祢呂乃…

万葉歌碑を訪ねて(その1235)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(33)―万葉集 巻十九 四二七八

●歌は、「あしひきの山下ひかげかづらける上にやさらに梅をしのはむ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(33)万葉陶板歌碑(大伴家持) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(33)にある。 ●歌をみていこう。 ◆足日木之 夜麻之多日影…

万葉歌碑を訪ねて(その1234)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(32)―万葉集 巻十八 四〇八六

●歌は、「油火の光に見ゆる我がかづらさ百合の花の笑まはしきかも」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(32)万葉陶板歌碑(大伴家持) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(32)にある。 ●歌をみていこう。 ◆安夫良火乃 比可里尓見由…

万葉歌碑を訪ねて(その1233)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(31)―万葉集 巻二十 四三六九

●歌は、「筑波嶺のさ百合の花の夜床にも愛しけ妹ぞ昼も愛しけ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(31)万葉陶板歌碑(大舎人部千文) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(31)にある。 ●歌をみていこう。 ◆都久波祢乃 佐由流能波奈…

万葉歌碑を訪ねて(その1232)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(30)―万葉集 巻七 一二六二

●歌は、「秋さらば移しもせむと我が蒔きし韓藍の花を誰れか摘みけむ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(30)万葉陶板歌碑(作者未詳) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(30)にある。 ●歌をみていこう。 ◆秋去者 影毛将為跡 吾…

万葉歌碑を訪ねて(その1229、1230、1231)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(27,28,28)―万葉集 巻八 一五〇〇、巻七 一三五二、巻八 七五九

―その1229― ●歌は、「夏の野の茂みに咲ける姫百合の知らえぬ恋はくるしきものぞ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(27)万葉陶板歌碑(大伴坂上郎女) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(27)にある。 ●歌をみていこう。 ◆夏…

万葉歌碑を訪ねて(その1228)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(26)―万葉集 巻十 一八三九

●歌は、「君がため山田の沢にゑぐ摘むと雪消の水に裳の裾濡れぬ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(26)万葉陶板歌碑(作者未詳) ●万葉陶板歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(26)にある。 ●歌をみていこう。 ◆為君 山田之澤 恵…

万葉歌碑を訪ねて(その1227)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(25)―万葉集 巻十六 三八三二

●歌は、「からたちの茨刈り除け倉建てむ尿遠くまれ櫛造る刀自」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(25)万葉歌碑<プレート>(忌部黒麻呂) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(25)にある。 ●歌をみていこう。 ◆枳 棘原苅除曽氣 …

万葉歌碑を訪ねて(その1226)ー加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(24)―万葉集 巻二〇 四五一三

●歌は、「磯影の見ゆる池水照るまでに咲ける馬酔木の散らまく惜しも」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(24)万葉歌碑<プレート>(甘南備伊香真人) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(24)にある。 ●歌をみていこう。 四五一一…

万葉歌碑を訪ねて(その1225)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(23)―万葉集 巻六 一〇四四

●歌は、「紅に深く染みにし心かも奈良の都に年の経ぬべき」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(23)万葉陶板歌碑(作者未詳) ●万葉陶板歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(23)にある。 ●歌をみていこう。 題詞「傷惜寧樂京荒墟作歌…

万葉歌碑を訪ねて(その1224)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(22)―万葉集 巻五 九〇四

●歌は、「・・・父母もうへはなさかりさきくさの中にを寝むと愛しくしが語らへば・・・」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(22)万葉歌碑<プレート>(山上憶良) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(22)にある。 ●歌をみていこ…

万葉歌碑を訪ねて(その1223)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(21)―万葉集 巻三 三二二

●歌は、「すめろきの神の命の敷きいます・・・木群を見れば臣の木も生ひ継ぎにけり鳴く鳥の・・・」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(21)万葉歌碑<プレート>(山部赤人) ●歌碑(プレート)は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(21)…

万葉歌碑を訪ねて(その1222)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(20)―万葉集 巻十四 三四二四

●歌は、「下つ毛野三毳の山のこ楢のすまぐはし子ろは誰が笥か持たむ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(20)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(20)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆…

万葉歌碑を訪ねて(その1221)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(19)―万葉集 巻九 一七三〇

●歌は、「山科の石田の小野のははそ原見つつか君が山道越ゆらむ」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(19)万葉歌碑<プレート>(藤原宇合) ●歌碑(プレート)は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(19)にある。 ●歌を見てみよう。 一七二…

万葉歌碑を訪ねて(その1219,1220)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(17,18)―万葉集 巻七 一三五九、巻四 六三二

―その1219― ●歌は、「向つ峰の若桂の木下枝取り花待つい間に嘆きつるかも」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(17)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(17)にある。 ●歌をみていこう。 ◆向岳…

万葉歌碑を訪ねて(その1218)―加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(17)―万葉集 巻十 二〇九六

●歌は、「真葛原靡く秋風吹くごとに阿太の大野の萩の花散る」である。 加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(17)万葉陶板歌碑(作者未詳) ●万葉陶板歌碑は、加古郡稲美町 稲美中央公園万葉の森(17)にある。 ●歌をみていこう。 ◆真葛原 名引秋風 毎吹 …