万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

ザ・モーニングセット181209

●今朝のモーニングセットの材料は昨日と同じである。

サンドイッチは、4つに切り分け信楽焼の長方皿に盛り付けた。

陶器である。釉薬がかかっているが底面は信楽特有の緋色である。

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12月9日のモーニングセット

●デザートは、いちごを4分の1に縦割りしたものを中心に据えた。倒れないようグリーンのぶどうで支えつつ飾り付けた。周辺にはキウイ、ぶどう、イチゴを配した。

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12月9日のデザート

信楽焼は六古窯の一つである。六古窯とは、中世から現在に至るまで生産が続いている、「越前焼」「瀬戸焼」「常滑焼」「信楽焼」「丹波立杭焼」「備前焼」をさす。

陶磁器は「せともの」と称されることが多いが、四国・九州・日本海側では「からつもの」と称される。生産の中心ならびに物流量から定着していったと考えられることは興味深い。

昔は、信楽焼であれば、信楽の土を使い、信楽の地で焼成し独自の発展を遂げていたが、今では、物流の発達、情報の拡散等々で、信楽の地で造られたものであれば、例えば備前独特の土でも「信楽焼」といわれる。備前人間国宝といわれる陶芸作家でも他の地の技法を導入していることもあるので、独特のものを求めるのは難しくなっている。

 

●先日、何年かぶりに信楽に遊びに行った。途中の和束(京都府相楽郡和束町)は茶処である。段々畑の茶畑は見ごたえがある。Hリゾートが進出すると話題になったところである。

茶畑の跡地を利用したと思われる太陽光発電設備が目についたが、これも時代の流れである。

道路も拡幅されたりショートカットされており、車で走りやすが、情緒はいささか薄れてきている。

冬場には餌を求める猿の群れをよく見かけたものだ。ある時、猿の群れが道をふさいだので車を止めた。するとボス猿と思しき大きな猿がゆっくり威嚇するように真正面から近付いてきた。少し恐怖を覚えたが、ほどなく背中を見せて引返していった。振り返った猿の口にはなんとみかんが。車の正月のお飾りのみかんを奪われたのである。

畑の周囲を高くめぐらしてある獣よけ電気柵の間を車を走らせながら、いろいろと考えさせられたのである。