万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

ザ・モーニングセット181220(奈良山瓦窯跡めぐり:鹿背山、中山瓦窯跡)

●サンドイッチを長皿に盛り付けた。バランを飾り切りして間に挟んだ。和洋折衷である。

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12月20日のモーニングセット

 デザートは、みかんの輪切りを四角に並べ、キウイの半切りを隙間に配した。中央部にブドウの合わせ切りを配し干しブドウでアクセントをつけた。 

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12月20日のデザート

 

 奈良山瓦窯跡群で行ってないのは、鹿背山瓦窯跡と中山瓦窯跡である。グーグル等で検索してもこれといった情報が手に入らない。グーグルマップでもヒットしない。

 

●鹿背山瓦窯跡(京都府木津川市城山台)

 鹿背山瓦窯跡については、木津川市観光協会のHPの観光スポットの奈良山瓦窯跡(国指定史跡)に概要と地図が載っているが詳しい場所はわからない。

 昨日どうしても行ってみたいので、観光協会に電話したが、19日(木)は生憎お休みであった。留守電の後にお急ぎの場合は、木津川市観光商工課へ電話とのメッセージが入っていたので、早速アクセスした。

 「調べて連絡します」とのことであった。ほどなく連絡をいただいた。埋蔵文化財関係の方に教えてもらったとのことで、現場には窯跡を示す目立ったものはないとのことであった。観光というより埋蔵文化財的要素が強いことも教えてもらった。

 それでも行くだけは行ってみようと、教えてもらった所在地をナビにインプットして出かけた。ナビは城山台の開発中の新興住宅地に新しくできた通りの住宅街の反対側の広大なスペースの中央をさしている。

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鹿背山瓦窯跡があると思しき場所

  今回は「思しき場所」へのアプローチであった。

 

●中山瓦窯跡(奈良県奈良市中山町)

 中山瓦窯跡についても詳細がつかめない。奈良市教育委員会文化財課にメールで問い合わせた。丁度鹿背山瓦窯跡と思しき所に到着したと同時にメールで回答がきた。こちらも所在地を教えてもらった。ただ、私有地にあり、調査発掘後埋め戻しており、史跡として公開できるように検討している段階であるとのことも付け加えられていた。

 これらを頭に置き、ナビを頼りに現場へ。

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中山瓦窯跡と思しきところ

 いずれも瓦窯跡と思しきところでしかなかったが何故か満足感が。木津川市観光商工課も奈良市教育委員会も丁寧に回答してもらえたのがありがたかった。

 

 ●京都府埋蔵文化財調査研究センター発行の「京都府遺跡調査報告書 第131冊」に「関西文化学術研究都市木津地区所在遺跡 平成19年度発掘調査報告」にこれまで見てきた奈良山瓦窯跡について書かれているので、参考までに引用させていただく。

 「奈良時代の遺跡としては、特に、奈良山丘陵から東側の丘陵にかけて、瓦窯跡や瓦工房跡などが多数分布し、奈良山瓦窯跡群として知られるところである。同瓦窯跡群は、当初、平城京の北側奈良山丘陵に築窯されたようで、中山瓦窯跡・歌姫瓦窯跡・山稜瓦窯跡などが知られる。以後、時期が下がるにしたがって瓦窯跡は次第に東へと移り、木津平野の東側丘陵部に築窯されていく。東側丘陵では、平城宮・京に供給した瀬後谷瓦窯跡・市坂瓦窯跡、興福寺に供給した梅谷瓦窯跡、法華寺に供給した音如ヶ谷瓦窯跡・五領池東瓦窯跡などが知られる。音如ヶ谷瓦窯跡では、最古の有牀式(ゆうしょうしき)平窯が検出されている。瓦工房跡では、市坂瓦窯跡の北東側に隣接する上人ヶ平遺跡が知られており、市坂瓦窯跡で焼成される瓦を製作していた。」