●今日は、万葉の小径について書く。全長約300mあり、奈良県と京都府の県境に沿っている。石のカラト古墳側から少し上り、テーマの一つ「万葉人と植物」の説明案内のところを頂点にそこから緩やかに下る小径である。先は押熊瓦窯跡に至る。
その前に今日の朝食のサンドイッチである。
クルミパンにサニーレタスと焼豚を挟み半分に切り、備前の丸皿にのせた。
ラディッシュを飾りに使った。
デザートは、リンゴ半分をに飾り切りをしたものを中心に、まわりに2色のぶどうを付けた。ヨーグルトの海に浮かんでいるドームみたいな感じに仕上がった。
●万葉の小径
写真にあるように36種類の植物が植えられ、その植物にまつわる万葉集の歌が陶板で作られている。テーマは、「万葉人の時代」「万葉人と植物との関わり」「万葉人の衣・食・住」「個々の植物と万葉人の思想や生活との関わり」の4つである
一例として「くわ(桑)」の歌碑を見てみる。
桑の木は畑などで植わっている中低木のイメージであるがここでは大木の域に達している。歌は、「筑波嶺(つくばね)の 新桑繭(にひぐはまよ)の 衣(きぬ)はあれど 君が御衣(みけし)し あやに着欲(きほ)しも」作者未詳 巻14 3350
意味は「筑波山の桑の新葉で飼った蚕の繭から作った上等の着物もいいけれど、私はあなたの着物をとても着たいと思うのですよ」と記されている。桑の木の説明とまつわる話が書かれている。
万葉集巻14は「東歌」である。素朴で赤裸々な気持ちが謳われている歌が多い。
写真の向かって右側に駆け上がって作られているフェンスが奈良県と京都府の県境である。ここはほぼ山のてっぺんに近いところである。奈良市の水道貯水タンクもみえる。振り返ると奈良盆地が遠くに見える。この写真では見えないが、煙の右手には三笠山が見えるのである。そのようなロケーションである。
カラト古墳側の入り口から少し上ると、「万葉人と植物との関わり」の説明案内碑がある。この辺りがてっぺんである。ここからは緩やかに押熊方面に下っていく。
下っていくと東西に走る道路がある。この道路には県境の標識がいくつもあり複雑な県境を示している。ここを渡ると小さな広場がありそこにはテーマ「万葉人の時代」の説明案内碑がある。7種類の植物が植えられている。
「万葉の小径」の碑もみえる。
ここからさらに下って行き、開発されたマンション群の中の公園の一角に押熊瓦窯跡がある。(12月19日のブログ参照)