●今朝のサンドイッチの中身はレタスとポテトそしてベーコンである。
備前の丸皿に盛り付けた。ポテトは、電子レンジでチンしスマッシャーでつぶし
マヨネーズを使った。
デザートは、みかんの輪切りの半分を交互に逆S,S字になるように並べた。その横にリンゴの飾り切りしたものを盛り付けた。あとはバナナとブドウ、干しブドウを飾り付けた。
●万葉の小径シリーズ
奈良県と京都府の県境にある遊歩道「万葉の小径」に設けられている、万葉植物ならびに万葉集の歌に関する説明解説碑を石のカラト古墳側の入り口から順番にシリーズものとして紹介していく。
碑にはその植物に関わる万葉集の歌が掲載されているので、このシリーズでは、碑を「歌碑」とし、その説明を中心に他の文献等での補足を交え紹介していく。
タイトルは、「万葉の小径シリーズ」とし、ナンバーと植物名をサブタイトルとする。
●万葉の小径シリーズ-その1 かつら
向つ峰(むかつみね)の 若楓(わかかつら)の木 下枝(しづえ)とり
花待つい間に 嘆きつるかも (作者未詳 巻七 一三五九)
「向岳之 若楓木 下枝取 花待伊間尓 嘆鶴鴨」
向かいの峰の若い桂の木の下枝をとって、花の咲くのを待っている間に、ふと溜め息をつくことよ
「楓はこんにちの楓(かえで)を指すものではない。楓(かえで)はヲカツラといい、桂はメカツラといって対になっている。いずれも良い香りがするカツラの木のことである。
カツラは、落葉大高木で初夏に葉よりも早く紅色の花を咲かせるので、カツラの下枝を手に取って、早く花が咲かないかと待ち望んだ歌である。ただ、「下枝とり」は、手に取るのでなく、下枝を刈り払ってと解釈する説もあり、それならば、準備万端をととのえて花の咲くのを待つ歌となる。(中略)
実際には、この歌はカツラの木の美しさを歌ったものではなく、カツラの木によせて恋心を述べた比喩の歌である。
若い楓の木は、ある男が恋する少女のことを譬えており、花が咲くというのは、その少女が成人した女性になることをいう。だから、男の溜め息は、少女が成人するまでのあいだの間に、ほかの男のいろいろな妨害が入ることを恐れてのものといえよう。」(万葉の小径 かつらの歌碑)
美しい幼い少女を、将来の妻にと心に決めていながら、一人前の女性になる間が待ち遠しいので、ついため息が出てくる心情を綴った歌である。
万葉集には、その特色ある表現形態として、景物に寄せて思いを述べる歌が多い。歌の前段において景物を提示し、後段でその景物に寄せて人事内容を歌う形式が多いのである。
(参考文献)
★万葉の小径 かつらの歌碑
★「萬葉集」 鶴 久・森山 隆 編 (桜楓社)
★「万葉の恋歌」 堀内民一 著 (創元社)