万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

万葉歌碑を訪ねて(その1374)―福井県越前市 万葉の里味真野苑(16)―万葉集 巻二十 四五〇一

●歌は、「八千種の花はうつろふときはなる松のさ枝を我れは結ばな」である。

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福井県越前市 万葉の里味真野苑(16)万葉歌碑<プレート>(大伴家持

●歌碑(プレート)は、福井県越前市 万葉の里味真野苑(16)にある。

 

●歌をみていこう。

 

◆夜知久佐能 波奈波宇都呂布 等伎波奈流 麻都能左要太乎 和礼波牟須婆奈

       (大伴家持 巻二十 四五〇一)

 

≪書き下し≫八千種(やちくさ)の花はうつろふときはなる松のさ枝(えだ)を我れは結ばな

 

(訳)折々の花はとりどりに美しいけれど、やがて色褪(いろあ)てしまう。われらは、永久(とわ)に変わらぬ、このお庭の松を結んで、主人(あるじ)の弥栄(いやさか)を祈ろう。(同上)

(注)やちくさ【八千草・八千種】名詞:①たくさんの草。②多くの種類。種々。さまざま。(weblio古語辞典 学研全訳古語辞典)

(注)うつろふ【映ろふ】自動詞:(光や影などが)映る。 ※「映る」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」からなる「映らふ」が変化した語。(学研)

(注)うつろふ【移ろふ】自動詞:①移動する。移り住む。②(色が)あせる。さめる。なくなる。③色づく。紅葉する。④(葉・花などが)散る。⑤心変わりする。心移りする。⑥顔色が変わる。青ざめる。⑦変わってゆく。変わり果てる。衰える。 ※「移る」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」からなる「移らふ」が変化した語。(学研)

(注)むすぶ【結ぶ】他動詞①つなぐ。結び合わせる。結ぶ。②(約束などを)結ぶ。関係をつける。約束する。③両手で印(いん)の形を作る。▽「印を結ぶ」の形で用いる。④(物を)作る。構える。編んで作る。組み立てる。⑤(状態・形を)かたちづくる。生じさせる。構成する。 ⇒参考 古くは、草の葉や木の枝を結び合わせて無事や幸福を祈り、男女が相手の衣服の紐(ひも)を結んで誓いを立てることなどが行われた。(学研)

 

 万葉集では、「松」は八十首ほど詠われている。

 万葉びとは、植物の成長に偉大な生命力を感じ、神が降臨すると信じていた。社殿のない時代は、ご神木が祭りの中心であった。松や杉がそうであり、中でもマツの名を負うたという松は霊威を感じつつ、身近な存在で様々な形で詠われてきたのである。

 広大な「御津の浜松」(六三、八九五、三七二一歌)、「松原」(六五、二七九、二九五、一〇三〇、二一九八、三三四六、三八九〇等)、「松が枝」(一一三、一四一、一〇四三、二四八五,四四三九等)、「松の末」(二二八、一六五〇、二四八七等)、「松の葉」(六二三、三七四七歌)、「松の根」(四三一、一一五九、三〇四七、三二五八、四二六六歌等)と様々な部位が詠われている。「松風」(二五七、一四五八歌)、「松蔭」(一六五四、一六八七、二六五三、四二七一歌等)の形でも詠われている。「松」に「待つ」を懸けた歌が多いのは言うまでもないことである。

 

「松」といえば、有間皇子の「岩代の結松」がまっ先に挙げられるであろう。

 巻二の巻頭歌「岩代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた帰り見む(一四一歌)」である。

 この歌については、ブログ拙稿「万葉歌碑を訪ねて(その1193)」で紹介している。

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 歌碑(プレート)の四五〇一歌は家持の歌である。家持が詠った「松」をみてみよう。

 

題詞は、「同月十一日登活道岡集一株松下飲歌二首」<同じき月の十一日に、活道(いくぢ)の岡(をか)に登り、一株(ひともと)の松の下に集ひて飲む歌二首>である。

(注)活道岡:久邇京付近の岡

 

◆霊剋 壽者不知 之枝 結情者 長等曽念

      (大伴家持 巻六 一〇四三)

 

≪書き下し≫たまきはる命(いのち)は知らずが枝(え)を結ぶ心は長くとぞ思ふ

 

(訳)人間の寿命というものは短いものだ。われらが、こうして松の枝を結ぶ心のうちは、ただただ互いに命長かれと願ってのことだ。(「万葉集 二」 伊藤 博 著 角川ソフィア文庫より)

(注)たまきはる【魂きはる】分類枕詞:語義・かかる理由未詳。「内(うち)」や「内」と同音の地名「宇智(うち)」、また、「命(いのち)」「幾世(いくよ)」などにかかる。(学研)

(注)「松が枝を結ぶ」:無事・安全を祈る呪的行為のひとつ

 

 この歌についてはブログ拙稿「万葉歌碑を訪ねて(その869)」で紹介している。

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麻追我敝里 之比尓弖安礼可母 佐夜麻太乃 乎治我其日尓 母等米安波受家牟

       (大伴家持 巻十七 四〇一四)

 

≪書き下し≫反(まつがえ)りしひにてあれかもさ山田(やまだ)の翁(をぢ)がその日に求(もと)めあはずけむ

 

(訳)松の梢に戻ってしまう間抜けな鷹のように老耄(おいぼ)れてしまったせいなのか、山田の案山子(かかし)爺いがその日のうちに探し出せなかったとは。(「万葉集 四」 伊藤 博 著 角川ソフィア文庫より)

(注)まつがへり【松反り】[枕]:「しひ」にかかる。かかり方未詳。(webloo辞書 デジタル大辞泉

(注)しふ【癈ふ】自動詞:目や耳などの感覚がまひする。身体の器官がだめになる。老いぼれる。(学研)

(注の注)しひにて:老い耄れてしまったのか。(伊藤脚注)

(注)求めあはずけむ:探し出せなかったとは。(伊藤脚注)

 

「松反り」はユニークな言葉である。万葉集には、もう一首使われている。こちらもみてみよう。

 

反 四臂而有八羽 三栗 中上不来 麻呂等言八子

      (柿本人麻呂歌集 巻九 一七八三)

 

≪書き下し≫反(まつがへ)りしひてあれやは三栗(みつぐり)の中上(なかのぼ)り来(こ)ぬ麻呂(まろ)といふ奴(やっこ)

 

(訳)鷹の松返りというではないが、ぼけてしまったのかしら、機嫌伺に中上りもして来ない。麻呂という奴は。(同上) 

(注)松反り(読み)まつがへり:[枕]「しひ」にかかる。かかり方未詳。(コトバンク デジタル大辞泉

(注の注)鷹が手許に戻らず松の木に帰る意か。(伊藤脚注)

(注)しふ【癈ふ】自動詞:目や耳などの感覚がまひする。身体の器官がだめになる。老いぼれる。(学研)

(注)中上り:地方官が任期中に報告に上京すること。

 

 この歌についてはブログ拙稿「万葉歌碑を訪ねて(その477)」で紹介している。

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 歌のトーンは似ているので、家持がこの歌を頭に置いて鷹を逃がしてしまった山田某に八つ当たりしている歌である。

 

 

◆霍公鳥 来喧五月尓 咲尓保布 花橘乃 香吉 於夜能御言 朝暮尓 不聞日麻祢久 安麻射可流 夷尓之居者 安之比奇乃 山乃多乎里尓 立雲乎 余曽能未見都追 嘆蘇良 夜須家奈久尓 念蘇良 苦伎毛能乎 奈呉乃海部之 潜取云 真珠乃 見我保之御面 多太向 将見時麻泥波 栢乃 佐賀延伊麻佐祢 尊安我吉美 <御面謂之美於毛和>

      (大伴家持 巻二十 四一六九)

 

 

≪書き下し≫ほととぎす 来鳴く五月(さつき)に 咲きにほふ 花橘(はなたちばな)の かぐはしき 親の御言(みこと) 朝夕(あさよひ)に 聞かぬ日まねく 天離(あまざか)る 鄙(ひな)にし居(を)れば あしひきの 山のたをりに 立つ雲を よそのみ見つつ 嘆くそら 安けなくに 思ふそら 苦しきものを 奈呉(なご)の海人(あま)の 潜(かづ)き取るといふ 白玉(しらたま)の 見が欲(ほ)し御面(みおもわ) 直向(ただむか)ひ 見む時までは 柏(まつかへ)の 栄(さか)えいまさね 貴(たひとき)き我(あ)が君 <御面、みおもわといふ>

 

(訳)時鳥が来て鳴く五月に咲き薫(かお)る花橘のように、かぐわしい母上様のお言葉、そのお声を朝に夕に聞かぬ日が積もるばかりで、都遠く離れたこんな鄙の地に住んでいるので、累々と重なる山の尾根に立つ雲、その雲を遠くから見やるばかりで、嘆く心は休まる暇もなく、思う心は苦しくてなりません。奈呉の海人(あま)がもぐって採るという真珠のように、見たい見たいと思う御面(みおも)、そのお顔を目(ま)の当たりに見るその時までは、どうか常盤(ときわ)の松や柏(かしわ)のように、お変わりなく元気でいらして下さい。尊い我が母君様。<御面は「みおもわ」と訓みます>(「万葉集 四」 伊藤 博 著 角川ソフィア文庫より

(注)「ほととぎす 来鳴く五月に 咲きにほふ 花橘の」は序。「かぐはしき」を起こす。

(注)かぐはし【香ぐはし・馨し】形容詞:①香り高い。かんばしい。②美しい。心がひかれる。(学研)

(注)みこと【御言・命】名詞:お言葉。仰せ。詔(みことのり)。▽神や天皇の言葉の尊敬語。 ※「み」は接頭語。上代語。(学研)

(注)やまのたをり【山のたをり】分類連語:山の尾根のくぼんだ所。(学研)

(注)よそ【余所】名詞:離れた所。別の所。(学研)

(注)そら【空】名詞:①大空。空。天空。②空模様。天気。③途上。方向。場所。④気持ち。心地。▽多く打消の語を伴い、不安・空虚な心の状態を表す。(学研) ここでは④の意

(注)やすげなし【安げ無し】形容詞:安心できない。落ち着かない。不安だ。(学研)

(注)「奈呉の海人の 潜き取るといふ 白玉の」は序。「見が欲し」を起こす。

(注)まつかへの【松柏の】[枕]:松・カシワが常緑で樹齢久しいところから、「栄ゆ」にかかる。(weblio辞書 デジタル大辞泉

(注)あがきみ【吾が君】名詞:あなた。あなたさま。▽相手を親しんで、また敬愛の気持ちをこめて呼びかける語。(学研)

 

この歌についてはブログ拙稿「万葉歌碑を訪ねて(その1123)」で紹介している。

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題詞は、「四月三日贈越前判官大伴宿祢池主霍公鳥歌  不勝感舊之意述懐一首 幷短歌」<四月の三日に、越前(こしのみちのくち)の判官(じよう)大伴宿禰池主に贈る霍公鳥(おととぎす)の歌  感旧(かんきう)の意(こころ)に勝(あ)へずして懐(おもひ)を述ぶる一首 幷(あは)せて短歌>である。

(注)感旧:池主越中掾時代に行いを共にしたことへの思い。(伊藤脚注)

 

◆和我勢故等 手携而 暁来者 出立向 暮去者 授放見都追 念暢 見奈疑之山尓 八峯尓波 霞多奈婢伎 谿敝尓波 海石榴花咲 宇良悲 春之過者 霍公鳥 伊也之伎喧奴 獨耳 聞婆不怜毛 君与吾 隔而戀流 利波山 飛超去而 明立者 之狭枝尓 暮去者 向月而 菖蒲 玉貫麻泥尓 鳴等余米 安寐不令宿 君乎奈夜麻勢

       (大伴家持 巻十九 四一七七)

 

≪書き下し≫我が背子(せこ)と 手携(てたづさ)はりて 明けくれば 出で立ち向ひ 夕されば 振り放(さ)け見つつ 思ひ延(の)べ 見なぎし山に 八(や)つ峰(を)には 霞(かすみ)たなびき 谷辺(たにへ)には 椿(つばき)花咲き うら悲(がな)し 春し過ぐれば ほととぎす いやしき鳴きぬ ひとりのみ 聞けば寂(さぶ)しも 君と我(あ)れと 隔(へだ)てて恋ふる 礪波山(となみやま) 飛び越え行きて 明け立たば のさ枝(えだ)に 夕さらば 月に向ひて あやめぐさ 玉貫(ぬ)くまでに 鳴き響(とよ)め 安寐寝(やすいね)しめず 君を悩ませ

 

(訳)いとしいあなたと手を取り合って、夜が明けると外に出で立って面(めん)と向かい、夕方になると遠く振り仰ぎ見ながら、気を晴らし慰めていた山、その山に、峰々には霞がたなびき、谷辺には椿の花が咲き、そして物悲しい春の季節が過ぎると、時鳥がしきりに鳴くようになりました。しかし、たったひとりで聞くのはさびしくてならない。時鳥よ、君と私とのあいだをおし隔てて恋しがらせている、あの礪波山を飛び越えて行って、夜が明けそめたなら庭の松のさ枝に止まり、夕方になったら月に立ち向かって、菖蒲を薬玉(くすだま)に通す五月になるまで、鳴き立てて、安らかな眠りにつかせないようにして、君を悩ませるがよい。(同上)

(注)なぐ【和ぐ】自動詞:①心が穏やかになる。なごむ。②風がやみ海が静まる。波が穏やかになる。(学研)ここでは①の意

(注の注)見なぎし山:見ては心を慰めた山。二上山。(伊藤脚注)

(注)うらがなし【うら悲し】形容詞:何とはなしに悲しい。もの悲しい。 ※「うら」心の意。(学研)

(注)やすい【安寝・安眠】名詞:安らかに眠ること。安眠(あんみん)。 ※「い」は眠りの意。(学研)

 

 

 題詞は、「為應詔儲作歌一首并短歌」<詔(みことのり)に応(こた)ふるために、儲(ま)けて作る歌一首并(あは)せて短歌

 

◆安之比奇能 八峯能宇倍能 都我能木能 伊也継ゝ尓 根能 絶事奈久 青丹余志 奈良能京師尓 万代尓 國所知等 安美知之 吾大皇乃 神奈我良 於母保之賣志弖 豊宴 見為今日者 毛能乃布能 八十伴雄能 嶋山尓 安可流橘 宇受尓指 紐解放而 千年保伎 保吉等餘毛之 恵良ゝゝ尓 仕奉乎 見之貴者

      (大伴家持 巻一九 四二六六)

 

≪書き下し≫あしひきの 八峯(やつを)の上(うへ)の 栂(つが)の木の いや継々(つぎつぎ)に が根の 絶ゆることなく あをによし 奈良の都に 万代(よろづよ)に 国知らさむと やすみしし 吾(わ)が大皇(おほきみ)の 神ながら 思ほしめして 豊(とよ)の宴(あかり) 見(め)す今日(けふ)は もののふの 八十(やそ)伴(とも)の男(を)の 島山に 赤(あか)る橘 うずに挿し 紐解き放(さ)けて 千年(ちとせ)寿(ほ)き 寿(ほ)き響(とよ)もし ゑらゑらに 仕へまつるを 見るが貴(たふと)さ

 

(訳)山のあちこちの峰に生い茂る、栂(つが)の木の名のようにいよいよ次から次へと、栄え立つ松の根が絶えることのないように、ここ奈良の都で、いついつまでも安らかに国を治めようと、我が大君が神の御心のままにおぼしめされて、豊(とよ)の宴(うたげ)なさる今日この日は、もろもろの官人(つかさびと)たちが、御苑(みその)の築山(つきやま)に赤く輝く橘、その橘を髪飾りに挿し、衣の紐を解いてくつろぎ、千年万歳を寿いでいっせいに祝いの声をあげ、笑みこぼれてお仕え申し上げているさまを見ると、ただただ貴い。(同上)               

(注)うず 【〈髻華〉】上代、髪や冠に挿し、飾りにした草木の花や枝。また、冠の飾りとしてつける金属製の花や鳥や豹(ひよう)の尾。かざし。 (weblio辞書 三省堂大辞林

(注)ゑらゑら 副詞:〔多く下に「に」を伴って〕騒ぎ笑い楽しむさま(学研)

 

 

◆須美乃江能 波麻末都我根乃 之多婆倍弖 和我見流乎努能 久佐奈加利曽祢

       (大伴家持 巻二十 四四五七)

 

≪書き下し≫住吉(すみのえ)の浜松が根の下延(したは)へて我が見る小野(をの)の草な刈(か)りそね

 

(訳)住吉の浜松の根がずっと延びているように、心の底深く思いを寄せて私が見る小野、この小野の草は刈らずにそのままにしておいておくれ。(同上)

(注)上二句は序。「下延へて」を起こす。(伊藤脚注)

 

 

◆保等登藝須 可氣都々伎美我 麻都可氣尓 比毛等伎佐久流 都奇知可都伎奴

       (大伴家持 巻二十 四四六四)

 

≪書き下し≫ほととぎす懸(か)けつつ君が蔭(まつかげ)に紐(ひも)解(と)き放(さ)くる月近(ちか)づきぬ

 

(訳)時鳥の声を心にかけながらあなたが待ち焦がれる、そのの木蔭で紐を解き放つばかりに遊べる月も、もう間近だ。(同上)

(注)懸けつつ:心にかけながら。(伊藤脚注)

(注)君:特定の人を指すのではない。下の「松」には「待つ」を懸け、君が「待つ月」と続く。(伊藤脚注)

 

 

◆波之伎余之 家布能安路自波 伊蘇麻都能 都祢尓伊麻佐祢 伊麻母美流其等

      (大伴家持 巻二十 四四九八)

 

≪書き下し≫はしきよし今日(けふ)の主人(あろじ)は礒(いそまつ)の常にいまさね今も見るごと

 

(訳)慕わしく思う今日の宴の主人(あるじ)は、お庭の磯松のようにいつも変わらずにいて下さいませ。今もこうして拝見しているままに(同上)

(注)磯松:今見ている庭園の池の岸辺の松。「松」に「待つ」を懸け、変わらずに待っていてほしい意をこめる。(伊藤脚注)

 

 

 

(参考文献)

★「萬葉集」 鶴 久・森山 隆 編 (桜楓社)

★「万葉集 一」 伊藤 博 著 (角川ソフィア文庫

★「万葉集 二」 伊藤 博 著 (角川ソフィア文庫

★「万葉集 三」 伊藤 博 著 (角川ソフィア文庫

★「万葉集 四」 伊藤 博 著 (角川ソフィア文庫

★「別冊國文學 万葉集必携」 稲岡耕二 編 (學燈社

★「大伴家持 波乱にみちた万葉歌人の生涯」 藤井一二 著 (中公新書

★「weblio古語辞典 学研全訳古語辞典」

★「weblio辞書 三省堂大辞林

★「コトバンク デジタル大辞泉

★「webloo辞書 デジタル大辞泉