万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

2019-07-20から1日間の記事一覧

万葉歌碑を訪ねて(その140改)―奈良県橿原市見瀬町 牟佐坐神社―万葉集 巻二 二〇七

●歌は、「…わが戀ふる千重も一重も慰むる情もありやと吾妹子が止まず出で見し軽の市にわが立ち聞けば玉襷畝火の山に鳴く鳥の聲も聞こえず玉桙の道行く人も 一人だに似てし行かねばすべをなみ妹が名喚びて袖ぞ振りつる」である。 ●歌碑は、奈良県橿原市見瀬町…