万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

万葉歌碑を訪ねて(その1881~1883)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(46~48)―万葉集 巻十一 二四六八、巻六 九一九、巻十四 三四五九

―その1881― ●歌は、「港葦に交れる草のしり草の人皆知りぬ我が下思ひは」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(46)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(46)にある。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1878~1880)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(43~45)―万葉集 巻三 二五六、巻十四 三七一七、巻二十 四四五五

―その1878― ●歌は、「笥飯の海の庭よくあらし刈菰の乱れて出づ見ゆ海人の釣船」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(43)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(43)にある。 ●歌をみていこ…

万葉歌碑を訪ねて(その1875~1877)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(40~42)―万葉集 巻七 一三五二、巻三 四〇七、巻十三 三二九五

―その1875― ●歌は、「我が心ゆたにたゆたに浮蒪辺にも沖にも寄りかつましじ」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(40)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(40)にある。 ●歌をみていこう。…

万葉歌碑を訪ねて(その1872~1874)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(37~39)―万葉集 巻十一 二七六二、巻四 五二四

―その1872― ●歌は、「葦垣の中のにこ草にこやかに我れと笑まして人に知らゆな」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(37)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(37)にある。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1869~1871)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(34~36)―万葉集 巻二十 四四九三、巻八 一五四二、巻十 一八七九

―その1869― ●歌は、「初春の初子の今日の玉箒手に取るからに揺らく玉の緒」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(34)万葉歌碑<プレート>(大伴家持) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(34)にある。 ●歌をみていこう。 ◆…

万葉歌碑を訪ねて(その1866~1868)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(31,32,33)―万葉集 巻九 一七四二、巻十七 四〇一六、巻八 一五八七

―その1866― ●歌は、「しなでる片足羽川のさ丹塗りの大橋の上ゆ紅の赤裳裾引き山藍もち摺れる衣着て・・・」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(31)万葉歌碑<プレート>(高橋虫麻呂) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(3…

万葉歌碑を訪ねて(その1863~1865)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(28~30)―万葉集 巻十四 三四九四、巻二 一六六、巻一 二〇

―その1863― ●歌は、「児毛知山若かへるでのもみつまで寝もと我は思ふ汝はあどか思ふ」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(28)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(28)にある。 ●歌をみて…

万葉歌碑を訪ねて(その1860~1862)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(25,26,27)―万葉集 巻十八 四一一六、巻七 一〇九二、巻三 三二二

―その1860― ●歌は、「大君の任きのまにまに・・・ほととぎす来鳴く五月のあやめぐさ蓬かづらぎ酒みづき・・・」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(25)万葉歌碑<プレート>(大伴家持) ●歌碑は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(25)にある…

万葉歌碑を訪ねて(その1857~1859)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(22,23,24)―万葉集 巻二 一四一、巻十一 二四四八、巻二十 四四四八

―その1857― ●歌は、「岩代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた返り見む」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(22)万葉歌碑<プレート>(有間皇子) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(22)にある。 ●歌をみていこう。 ◆…

万葉歌碑を訪ねて(その1854~1856)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(19,20,21)―万葉集 巻八 一四一八、巻十四 三五七二、巻二 九〇

―その1854― ●歌は、「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(19)万葉歌碑<プレート>(志貴皇子) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(19)にある。 ●歌をみていこ…

万葉歌碑を訪ねて(その1851~1853)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(16~18)―万葉集 巻八 一四四四、巻四 四九六.巻七 一一八八

―その1851― ●歌は、「山吹の咲きたる野辺のつほすみれこの春の雨に盛なりけり」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(16)万葉歌碑<プレート>(高田女王) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(16)にある。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1848~1850)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(13~15)―万葉集 巻十三 三三一四、巻八 一六二九、巻八 一四三五

―その1848― ●歌は、「つぎねふ山背道を人夫の馬より行くに己夫し徒歩より行けば・・・」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(13)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(13)にある。 ●歌をみ…

万葉歌碑を訪ねて(その1845~1847)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(10~12)―万葉集 巻七 一三五九、巻十 一八九五、巻二十 四四七六

―その1845― ●歌は、「向つ峰の若桂の木下枝取り花待つい間に嘆きつるかも」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(10)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(10)にある。 ●歌をみていこう。 ◆…

万葉歌碑を訪ねて(その1842~1844)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(7~9)―万葉集 巻二十 四三五二、巻九 一七七七、巻一 二一

―その1842― ●歌は、「道の辺の茨のうれに延ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(7)万葉歌碑<プレート>(丈部鳥) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(7)にある。 ●歌をみていこう。 ◆美…

万葉歌碑を訪ねて(その1839~1841)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(4,5,6)―万葉集 巻六 九二五、巻十九 四一六四、巻十 一八七二

―その1839― ●歌は、「ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(4)万葉歌碑<プレート>(山部赤人) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(4)にある。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1836~1838)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑(1~3)―万葉集 巻十 二三一五、巻五 八一〇書簡、巻五 七九八

―その1836― ●歌は、「あしひきの山道も知らず白橿の枝もとををに雪の降れれば」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑(1)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑(プレート)は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑(1)にある。 ●歌をみていこ…

万葉歌碑を訪ねて(その1835)―松山市御幸町 護国神社・万葉苑―万葉集 巻一 八

●歌は、「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」である。 松山市御幸町 護国神社・万葉苑万葉歌碑(額田王) ●歌碑は、松山市御幸町 護国神社・万葉苑にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「額田王歌」<額田王が歌>である。 ◆熟田津尓…

万葉歌碑を訪ねて(その1834)―松山市姫原 軽之神社・比翼塚―万葉集 巻一 九〇

●歌は、「君が行き日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ(軽大郎女)」である。 並んで「天飛ぶ鳥も使ぞ鶴が音の聞えむ時は我が名問はさね(木梨軽太子)古事記」の歌が刻されている。 松山市姫原 軽之神社・比翼塚万葉歌碑(軽太郎女) ●歌碑は…

万葉歌碑を訪ねて(その1832,1833)―松山市梅田町 松山梅田町郵便局、松山市古三津 久枝神社―万葉集 巻一 八

―その1832― ●歌は、「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」である。 松山市梅田町 松山梅田町郵便局万葉歌碑(額田王) ●歌碑は、松山市梅田町 松山梅田町郵便局にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「額田王歌」<額田王が歌>で…

万葉歌碑を訪ねて(その1831)―愛媛県八幡浜市 八幡神社―万葉集 巻十 二一七八

●歌は、「妻ごもる矢野の神山露霜ににほひそめたり散らまく惜しも」である。 愛媛県八幡浜市 八幡神社万葉歌碑(柿本人麻呂歌集) ●歌碑は、愛媛県八幡浜市 八幡神社にある。 ●歌をみていこう。 ◆妻隠 矢野神山 露霜尓 々寶比始 散巻惜 (柿本人麻呂歌集 巻…

万葉歌碑を訪ねて(その1830)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(42)―万葉集 巻八 一四六一

●歌は、「昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花君のみ見めや戯奴さへに見よ」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(42)万葉歌碑(紀女郎) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(42)にある。 ●歌をみていこう。 ◆晝者咲 夜者戀宿 合歡木花 君耳将見…

万葉歌碑を訪ねて(その1829)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(41)―万葉集 巻七 一三三七

●歌は、「たらちねの母がその業る桑すらに願えば衣に着るといふものを」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(41)万葉歌碑(作者未詳) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(41)にある。 ●歌をみていこう。 ◆足乳根乃 母之其業 桑尚 願者衣尓…

万葉歌碑を訪ねて(その1828)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(40)―万葉集 巻七 一二五〇

●歌は、「妹がため菅の実摘みに行きし我れ山道に惑ひこの日暮らしつ」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(40)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(40)にある。 ●歌をみていこう。 ◆妹為 菅實採 行吾 山路惑 此…

万葉歌碑を訪ねて(その1827)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(39)―万葉集 巻三 三三〇

●歌は、「藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(39)万葉歌碑(大伴四綱) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(39)にある。 ●歌をみていこう。 ◆藤浪之 花者盛尓 成来 平城京乎 御念八君 (…

万葉歌碑を訪ねて(その1826)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(38)―万葉集 巻十 二一〇三

●歌は、「秋風は涼しくなりぬ馬並めていざ野に行かな萩の花見に」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(38)万葉歌碑(作者未詳) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(38)にある。 ●歌をみていこう。 ◆秋風 冷成奴 馬並而 去来於野行奈 芽子…

万葉歌碑を訪ねて(その1825)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(37)―万葉集 巻十九 四一三九

●歌は、「春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ娘子」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(37)万葉歌碑(大伴家持) ●歌は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(37)にある。 ●歌をみていこう。 ◆春苑 紅尓保布 桃花 下照道尓 出立▼嬬 (大伴家持 …

万葉歌碑を訪ねて(その1824)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(36)―万葉集 巻六 九二五

●歌は、「ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(36)万葉歌碑(山部赤人) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(36)にある。 ●歌をみていこう。 ◆烏玉之 夜乃深去者 久木生留 清河…

万葉歌碑を訪ねて(その1823)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(35)―万葉集 巻二 九〇

●歌は、「君が行き日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(35)万葉歌碑(衣通王) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(35)にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「古事記曰 軽太子奸軽太郎女 …

万葉歌碑を訪ねて(その1822)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(34)―万葉集 巻八 一四一八

●歌は、「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(34)万葉歌碑(志貴皇子) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(34)にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「志貴皇子懽御歌一首」<志…

万葉歌碑を訪ねて(その1821)―愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(33)―万葉集 巻十 一八七二

●歌は、「見わたせば春日の野辺に霞立ち咲きにほへるは桜花かも」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(33)万葉歌婦(作者未詳) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(33)にある。 ●歌をみていこう。 ◆見渡者 春日之野邊尓 霞立 開艶者 櫻花…