万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

万葉歌碑を訪ねて(その1991)―岡山市南区西紅陽台 干拓記念碑の側―万葉集 巻六 九六七

●歌は、「大和道の吉備の児島を過ぎて行かば筑紫の児島思おえむかも」である。 岡山市南区西紅陽台「干拓記念碑」側の万葉歌碑(大伴旅人) ●歌碑は、岡山市南区西紅陽台 干拓記念碑の側にある。 ●歌をみていこう。 ◆日本道乃 吉備乃兒嶋乎 過而行者 筑紫乃…

万葉歌碑を訪ねて(その1990)―山口県下関市吉母 毘沙ノ鼻―万葉集 巻六 一〇二四

●歌は、「長門なる沖つ借島奥まへて我が思ふ君は千年にもがも」である。 山口県下関市吉母 毘沙ノ鼻万葉歌碑(巨曾倍津島) ●歌碑は、山口県下関市吉母 毘沙ノ鼻にある。 ●歌をみていこう。 一〇二四から一〇二七歌の題詞は、「秋八月廿日宴右大臣橘家歌四首…

万葉歌碑を訪ねて(その1989)―山口県下関市豊北町神田 神田小学校―万葉集 巻十七 三八九三

●歌は、「昨日こそ船出はせしか鯨取り比治奇の灘を今日見つるかも」である。 山口県下関市豊北町神田 神田小学校万葉歌碑(作者未詳) ●歌碑は、山口県下関市豊北町神田 神田小学校にある。 ●歌をみていこう。 三八九〇~三八九九歌の題詞は、「天平二年庚午…

万葉歌碑を訪ねて(その1988)―山口県下関市豊北町角島 角島小学校―万葉集 巻十六 三八七一

●歌は、「角島の瀬戸のわかめは人の共荒かりしかど我れとは和海藻」である。 山口県下関市豊北町角島 角島小学校万葉歌碑(作者未詳) ●歌碑は、山口県下関市豊北町角島 角島小学校にある。 ●歌をみていこう。 ◆角嶋之 迫門乃稚海藻者 人之共 荒有之可杼 吾…

万葉歌碑を訪ねて(その1987)―島根県益田市喜阿弥町ふれあい広場―万葉集 巻二 一三一

●歌は、「石見の海角の浦みを人こそ見らめ潟なしと人こそ見らめよしゑやし・・・」である。 島根県益田市喜阿弥町ふれあい広場万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県益田市喜阿弥町ふれあい広場にある。 ●歌をみていこう。 一三一から一三七歌の歌群の題詞…

万葉歌碑を訪ねて(その1984、1985、1986)―島根県益田市 県立万葉公園・万葉植物園(1,2,3)―万葉集 巻二 九〇、巻九 一七〇〇、巻二十 四四四八 巻

―その1984― ●歌は、「君が行き日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ」である。 島根県益田市 県立万葉公園・万葉植物園(1)万葉歌碑<プレート>(衣通王) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉公園・万葉植物園(1)にある。 ●歌…

万葉歌碑を訪ねて(その1983)―島根県益田市 県立万葉公園「石の広場」―万葉集 巻四 七四三

●歌は、「我が恋は千引の石を七ばかり首に懸けむも神のまにまに」である。 島根県益田市 県立万葉公園「石の広場」万葉歌碑(大伴家持) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉公園「石の広場」にある。 ●歌をみていこう。 ◆吾戀者 千引乃石乎 七許 頚二将繋母 神…

万葉歌碑を訪ねて(その1982)―島根県益田市 県立万葉公園(2)―万葉集 巻七 一〇八八

●歌は、「あしひきの山川の瀬の鳴るなへに弓月が岳に雲立ちわたる」である。 島根県益田市 県立万葉公園(2)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉公園(2)にある。 ●歌をみていこう。 ◆足引之 山河之瀬之 響苗尓 弓月高 雲立渡 (…

万葉歌碑を訪ねて(その1981)―島根県益田市 県立万葉公園(1)―万葉集 巻三 二六四

●歌は、「もののふの八十宇治川の網代木にいさよふ波のゆくへ知らずも」である。 島根県益田市 県立万葉公園(1)万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉公園(1)にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「柿本朝臣人麻呂従近江國上来時至宇…

万葉歌碑を訪ねて(その1980)―島根県益田市西平原町 鎌手公民館―万葉集 巻十四 三四四四

●歌は、「伎波都久の岡の茎韮我れ摘めど籠にも満たなふ背なと摘まさね」である。 島根県益田市西平原町 鎌手公民館万葉歌碑(作者未詳) ●歌碑は、島根県益田市西平原町 鎌手公民館にある。 ●歌をみていこう。 ◆伎波都久乃 乎加能久君美良 和礼都賣杼 故尓毛…

万葉歌碑を訪ねて(その1979)―島根県邑智郡邑南町 志都岩屋神社―万葉集 巻三 三五五

●歌は、「大汝少彦名のいましけむ志都の石室は幾代経ぬらむ」である。 島根県邑智郡邑南町 志都岩屋神社万葉歌碑(生石村主真人) ●歌碑は、島根県邑智郡邑南町 志都岩屋神社にある。 ●歌をみていこう。 ◆大汝 小彦名乃 将座 志都乃石室者 幾代将經 (生石村…

万葉歌碑を訪ねて(その1975、1976、1977、1978)―島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(13~16)―万葉集 巻十 二三一五、巻十一 二四七五、巻十八 四一三六、巻十九 四一三九

―その1975― ●歌は、「あしひきの山道も知らず白橿の枝もとををに雪の降れれば」である。 島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(13)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑(プレート)は、島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(13)である…

万葉歌碑を訪ねて(その1972、1973、1974)―島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(10、11、12)―万葉集 巻八 一六二三、巻十 一八一三、巻十 一八一四

―その1972― ●歌は、「我がやどにもみつかへるて見るごとに妹を懸けつつ恋ひぬ日はなし」である。 島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(10)万葉歌碑<プレート>(大伴田村大嬢) ●歌碑(プレート)は、島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(10)…

万葉歌碑を訪ねて(その1969、1970、1971)―島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(7、8、9)―万葉集 巻七 一三三〇、巻七 一三六一、巻八 一四一八

―その1969― ●歌は、「南淵の細川山に立つ檀弓束巻くまで人に知らえじ」である。 島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(7)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(7)である。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その1966、1967、1968)―島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(4,5,6)―万葉集 巻四 六六九、巻五 八〇二、巻七 一二五七

―その1966― ●歌は、「あしひきの山橘の色に出でよ語らひ継ぎて逢ふこともあらむ」である。 島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(4)万葉歌碑<プレート>(春日王) ●歌碑(プレート)は、島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(4)である。 ●歌をみ…

万葉歌碑を訪ねて(その1963,1964,1965)―島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(1,2,3)―万葉集 巻一 二十一、巻二 一八五、巻三 三七一、巻四 五三六

―その1963⁻ ●歌は、「紫草のにほえる妹を憎くあらば人妻故に我れ恋ひめやも」である。 島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(1)万葉歌碑<プレート>(大海人皇子) ●歌碑(プレート)は、島根県松江市東出雲町 面足山万葉公園(1)にある。 ●歌をみ…

万葉歌碑を訪ねて(その1962)―島根県松江市東出雲町 阿太加夜神社―万葉集 巻三 三七一

●歌は、「意宇の海の川原の千鳥汝が鳴けば我が佐保川の思ほゆらくに」である。 島根県松江市東出雲町 阿太加夜神社万葉歌碑(門部王) ●歌碑は、島根県松江市東出雲町 阿太加夜神社にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「出雲守門部王思京歌一首 後賜大原真…

万葉歌碑を訪ねて(その1961)―米子市彦名町 粟嶋神社―万葉集 巻一 三五五

●歌は、「大汝少彦名のいましけむ志都の石室は幾代経ぬらむ」である。 米子市彦名町 粟嶋神社万葉歌碑(生石村主真人) ●歌碑は、米子市彦名町 粟嶋神社にある。 ●歌をみていこう。 ◆大汝 小彦名乃 将座 志都乃石室者 幾代将經 (生石村主真人 巻三 三五五)…

万葉歌碑を訪ねて(その1960)―米子市彦名町新田 米子水鳥公園―万葉集 巻三 三五五

●歌は、「大汝少彦名のいましけむ志都の石室は幾代経ぬらむ」である。 米子市彦名町新田 米子水鳥公園万葉歌碑(生石村主真人) ●歌碑は、米子市彦名町新田 米子水鳥公園にある。 ●歌をみていこう。 ◆大汝 小彦名乃 将座 志都乃石室者 幾代将經 (生石村主真…

万葉歌碑を訪ねて(その1959)―鳥取県倉吉市国府 伯耆国分寺跡北側―万葉集 巻五 八〇二、八〇三

●歌は、「瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆいづくより・・・(八〇二歌)」ならびに「銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも(八〇三歌)」である。 鳥取県倉吉市国府 伯耆国分寺跡北側万葉歌碑(山上憶良) ●歌碑は、鳥取県倉吉市国府 伯…

万葉歌碑を訪ねて(その1958)―鳥取県倉吉市南昭和町 深田公園―万葉集 巻五 八〇三

●歌は、「銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも」である。 鳥取県倉吉市南昭和町 深田公園万葉歌碑(山上憶良) ●歌碑は、鳥取県倉吉市南昭和町 深田公園にある。 ●歌をみていこう。 ◆銀母 金母玉母 奈尓世武尓 麻佐礼留多可良 古尓斯迦米夜母 (山…

万葉歌碑を訪ねて(その1957)―鳥取市国府町町屋 因幡万葉歴史館―万葉集 巻二十 四五一六

●歌は、「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事」である。 鳥取市国府町町屋 因幡万葉歴史館万葉歌碑(大伴家持) ●歌碑は、鳥取市国府町町屋 因幡万葉歴史館にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「三年春正月一日於因幡國廳賜饗國郡司等之宴歌一…

万葉歌碑を訪ねて(その1955,1956)―鳥取市国府町町屋 水辺の楽校―万葉集 巻二十 四五一六、巻十 一九四四

―その1955― ●歌は、「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事」である。 鳥取市国府町町屋 水辺の楽校万葉歌碑(大伴家持) ●歌碑は、鳥取市国府町町屋 水辺の楽校にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「三年春正月一日於因幡國廳賜饗國郡司等…

万葉歌碑を訪ねて(その1954)―鳥取市国府町庁 史跡「万葉の歌碑」―万葉集 巻十 一九四四

●歌は、「藤波の散らまく惜しみほととぎす今城の岡を鳴きて越ゆなり」である。 鳥取市国府町庁 史跡「万葉の歌碑」の歌碑(作者未詳) ●歌碑は、鳥取市国府町庁 史跡「万葉の歌碑」にある。 ●歌をみていこう。 ◆藤浪之 散巻惜 霍公鳥 今城岳▼ 鳴而越奈利 ▼「…

万葉歌碑を訪ねて(その1953)―鳥取市国府町庁 史跡「万葉の歌碑」―万葉集 巻二十 四五一六

●歌は、「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事」である。 鳥取市国府町庁 史跡「万葉の歌碑」の歌碑(大伴家持) ●歌碑は、鳥取市国府町庁 史跡「万葉の歌碑」にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「三年春正月一日於因幡國廳賜饗國郡司等之宴歌…

万葉歌碑を訪ねて(その1952)―徳島県鳴門市 人丸神社―万葉集 巻七 一三〇一

●歌は、「海神の手に巻き持てる玉ゆゑに磯の浦みに潜きするかも」である。 徳島県鳴門市 人丸神社万葉歌碑(柿本人麻呂歌集) ●歌碑は、徳島県鳴門市 人丸神社にある。 ●歌をみていこう。 ◆海神 手纒持在 玉故 石浦廻 潜為鴨 (柿本人麻呂歌集 巻七 一三〇一…

万葉歌碑を訪ねて(その1951)―徳島市眉山町 眉山ロープウェイ山頂駅近く―万葉集 巻六 九九八

●歌は、「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山懸けて漕ぐ舟泊り知らずも」である。 徳島市眉山町 眉山ロープウェイ山頂駅近くの万葉歌碑(船王) ●歌碑は、徳島市眉山町 眉山ロープウェイ山頂駅近くにある。 ●歌をみていこう。 ◆如眉 雲居尓所見 阿波乃山 懸而榜舟…

万葉歌碑を訪ねて(その1950)―徳島県阿南市 那賀川社会福祉会館―万葉集 巻八 一四一八

●歌は、「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」である。 徳島県阿南市 那賀川社会福祉会館前万葉歌碑(志貴皇子) ●歌碑は、徳島県阿南市 那賀川社会福祉会館にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「志貴皇子懽御歌一首」<志貴皇子(し…

万葉歌碑を訪ねて(その1949)―兵庫県南あわじ市岩屋 慶野松原―万葉集 巻三 二五六

●歌は、「笥飯の海の庭よくあらし刈菰の乱れて出づ見ゆ海人の釣船」である。 兵庫県南あわじ市岩屋 慶野松原万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、兵庫県南あわじ市岩屋 慶野松原にある。 ●歌をみていこう。 ◆飼飯海乃 庭好有之 苅薦乃 乱出所見 海人釣船 一本云…

万葉歌碑を訪ねて(その1948)―兵庫県淡路市浅野南 浅野公園―万葉集 巻三 三八八

●歌は、「海神はくすしきものか淡路島中に立て置きて白波を伊予に廻らし居待月明石の門ゆは夕されば 潮を満たしめ明けされば潮を干しむ潮騒の波を畏み淡路島礒隠り居ていつしかもこの夜の明けむとさもらふに寐の寝かてねば滝の上の浅野の雉明けぬとし立ち騒…