万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

万葉歌碑を訪ねて(その1333)―島根県江津市都野津町 都野津柿本神社―万葉集 巻二 一三二

●歌は、「石見のや高角山の木の間より我が振る袖を妹見つらむか」である。 島根県江津市都野津町 都野津柿本神社万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県江津市都野津町 都野津柿本神社にある。 ●歌をみてみよう。 ◆石見乃也 高角山之 木際従 我振袖乎 妹見…

万葉歌碑を訪ねて(その1332)―島根県江津市波子町 辛の崎(石見海浜公園大崎鼻地区)―万葉集 巻二 一三五

●歌は、「つのさはふ石見の海の言さへく唐の崎なる海石にぞ深海松生える荒磯にぞ・・・」である。 島根県江津市波子町 辛の崎(石見海浜公園大崎鼻地区)万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県江津市波子町 辛の崎(石見海浜公園大崎鼻地区)にある。 ●歌…

万葉歌碑を訪ねて(その1330、1331)―島根県益田市 高津柿本神社、萩・石見空港駐車場―万葉集 巻二 二二三、巻二 一三二

―その1330― ●歌は、「鴨山の岩根しまける我れをかも知らにと妹が待ちつつあるらむ」である。 島根県益田市 高津柿本神社万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県益田市 高津柿本神社にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、「柿本朝臣人麻呂在石見國臨死時…

万葉歌碑を訪ねて(その1329)―島根県益田市 県立万葉植物園(P40)―万葉集 巻三 三二二

●歌は、「すめろきの 神の命の 敷きいます 国のことごと 湯はしもさわにあれども 島山の宣しき国とこごしかも伊予の高嶺の射狭庭の岡に立たして 歌思ひ 辞思ほししみ湯の上の木群を見れば臣の木も生ひ継ぎにけり鳴く鳥の声も変らず遠き代に神さびゆかむ幸し…

万葉歌碑を訪ねて(その1327,1328)―島根県益田市 県立万葉植物園(P38、39)―万葉集 巻十一 二四六九、巻十六 三八五五

―その1328― ●歌は、「山ぢさの白露重みうらぶれて心も深く我が恋やまず」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P38)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P38)にある。 ●歌をみていこう。…

万葉歌碑を訪ねて(その1326)―島根県益田市 県立万葉植物園(P37)―万葉集 巻二 九〇

●歌は、「君が行き日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P37)万葉歌碑<プレート>(衣通王) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉植物園(P37)にある。 ●歌をみていこう。 ◆君之行 氣長久成奴 山多豆…

万葉歌碑を訪ねて(その1325)―島根県益田市 県立万葉植物園(P36)―万葉集 巻七 一二九三

●歌は、「霰降り遠江の吾跡川楊 刈れどもまたも生ふといふ吾跡川楊」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P36)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P36)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆丸雪降…

万葉歌碑を訪ねて(その1324)<柿本人麻呂行幸従駕の歌>―島根県益田市 県立万葉植物園(P35)―万葉集 巻二 二四一

●歌は、「大君は神にしませば真木の立つ荒山中に海をなすかも」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P35)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P35)にある。 ●歌をみていこう。 ◆皇者 神尓之坐者…

万葉歌碑を訪ねて(その1323)<虎を詠んだ歌は三首収録されている>―島根県益田市 県立万葉植物園(P34)―万葉集 巻十六 三八八五

●歌は、「いとこ汝背の君居り居りて物にい行くとは韓国の虎といふ神を生け捕りに八つ捕り持ち来その皮を畳に刺し八重畳平群の山に四月と五月との間に薬猟仕ふる時にあしひきのこの片山に二つ立つ櫟が本に梓弓八つ手挟みひめ鏑八つ手挟み鹿待つと我が居る時に…

万葉歌碑を訪ねて(その1322)―島根県益田市 県立万葉植物園(P33)―万葉集 巻十七 三九二一

●歌は、「かきつはた衣に摺り付けますらをの着襲ひ猟する月は来にけり」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P33)万葉歌碑<プレート>(大伴家持) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P33)にある。 ●歌をみていこう。 ◆加吉都播…

万葉歌碑を訪ねて(その1320,1321)―島根県益田市 県立万葉植物園(P31、32)―万葉集 巻十六 三八三四、巻十 一八一四

―その1320― ●歌は、「梨棗黍に粟つぎ延ふ葛の後も逢はむと葵花咲く」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P31)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P31)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆成棗 …

万葉歌碑を訪ねて(その1319)<橘諸兄、大伴家持そして田辺福麻呂>―島根県益田市 県立万葉植物園(P30)―万葉集 巻二十 四〇三五

万葉歌碑を訪ねて(その1319) ●歌は、「ほととぎすいとふ時なしあやめぐさかづらにせむ日こゆ鳴き渡れ」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P30)万葉歌碑<プレート>(田辺福麻呂・誦) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P…

万葉歌碑を訪ねて(その1318)<大伴旅人の望郷抒情>―島根県益田市 県立万葉植物園(P29)―万葉集 巻三 三三四

●歌は、「忘れ草我が紐に付く香具山の古りにし里を忘れむがため」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P29)万葉歌碑<プレート>(大伴旅人) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P29)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆萱草 吾紐二付 …

万葉歌碑を訪ねて(その1317)―島根県益田市 県立万葉植物園(P28)―万葉集 巻十一 二七八六

●歌は、「山吹のにほえる妹がはねず色の赤裳の姿夢に見えつつ」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P28)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P28)にある。 ●歌をみていこう。 ◆山振之 尓保敝流妹…

万葉歌碑を訪ねて(その1316)<万葉集は歌群でストーリーを読むことも>―島根県益田市 県立万葉植物園(P27)―万葉集 巻二 二二一

●歌は、「妻もあらば摘みて食げまし沙弥の山野の上のうはぎ過ぎにけらずや」である。 万葉歌碑を訪ねて(その1316)―万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P27)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆妻毛…

万葉歌碑を訪ねて(その1315)<柿本人麻呂は石州半紙生産を奨励>―島根県益田市 県立万葉植物園(P26)―万葉集 巻十 一八九五

●歌は、「春さればまづさきくさの幸くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P26)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P26)にある。 ●歌をみていこう。 ◆…

万葉歌碑を訪ねて(その1314)―島根県益田市 県立万葉植物園(P25)―万葉集 巻七 一二七二

●歌は、「大刀の後鞘に入野に葛引く我妹 真袖に着せてむとかも夏草刈るも」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P25)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P25)にある。 ●歌をみていこう。…

万葉歌碑を訪ねて(その1313)―島根県益田市 県立万葉植物園(P24)―万葉集 巻三 四〇七

●歌は、「春霞春日の里の植え小水葱苗なりと言ひし枝はさしにけむ」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P24)万葉歌碑<プレート>(大伴駿河麻呂) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P24)にある。 ●歌をみていこう。 題詞は、…

万葉歌碑を訪ねて(その1308~1312)―島根県益田市 県立万葉植物園(P19~23)ー万葉集 巻十一 二四七九、巻十 一八四七、巻十四 三四一七、巻十三 三二九五、巻七 一三五二

―その1308- ●歌は、「さね葛後も逢はむと夢のみにうけひわたりて年は経につつ」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P19)万葉歌碑<プレート>(柿本人麻呂歌集) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P19)にある。 ●歌をみ…

万葉歌碑を訪ねて(その1307)<巻十五の遣新羅使人等は家持の手による物語である>―島根県益田市 県立万葉植物園(P18)―万葉集 巻十五 三五八七

●歌は、「栲衾新羅へいます君が目を今日か明日かと斎ひて待たむ」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P18)万葉歌碑<プレート>(遣新羅使人等 巻十五 三五八七) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P18)にある。 ●歌をみてい…

万葉歌碑を訪ねて(その1306)<染めに用いられた植物>―島根県益田市 県立万葉植物園(P17)―万葉集 巻七 一三三八

●歌は、「我がやどに生ふるつちはり心ゆも思はぬ人の衣に摺らゆな」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P17)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P17)にある。 ●歌をみていこう。 ◆吾屋前尓 生…

秋といえば「萩」か「尾花」か<万葉歌碑を訪ねて(その1305ー2)>

「その1305-1」に続いて尾花の魅力に迫ります。 ◆人皆者 芽子乎秋云 縦吾等者 乎花之末乎 秋跡者将言 ≪書き下し≫人皆は萩(はぎ)を秋と言ふよし我(わ)れは尾花(をばな)が末(うれ)を秋とは言はむ (訳)世の人びとは皆萩の花こそが秋の印だとい…

東歌そして尾花の魅力に迫る<万葉歌碑を訪ねて(その1304、1305の1)>―島根県益田市 県立万葉植物園(P15、16)―万葉集 巻十四 三四四四、巻十 二二四二

―その1304― ●歌は、「伎波都久の岡の茎韮我れ摘めど籠にも満たなふ背なと摘まさね」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P15)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P15)にある。 ●歌をみてい…

万葉集は歌で歴史的ストーリーを物語っている<万葉歌碑を訪ねて(その1303)>―島根県益田市 県立万葉植物園(P14)―万葉集 巻十九 四二七八

●歌は、「あしひきの山下ひかげかづらける上にやさらに梅をしのはむ」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P14)万葉歌碑<プレート>(大伴家持) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P14)にある。 ●歌をみていこう。 ◆足日木之 夜…

「思ひ草」に思いを<万葉歌碑を訪ねて(その1302)>―島根県益田市 県立万葉植物園(P13)―万葉集 巻十 二二七〇

●歌は、「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何をか思はむ」である。 島根県益田市 県立万葉植物園(P13)万葉歌碑<プレート>(作者未詳) ●歌碑(プレート)は、島根県益田市 県立万葉植物園(P13)にある。 ●歌をみていこう。 ◆道邊之 乎花我下之…

万葉歌碑を訪ねて(その1301)―島根県益田市 県立万葉植物園(P12)―万葉集 巻十一 二八二七

島根県立万葉公園人麻呂展望広場をぶらつき歌碑を見て周った後、車で東口駐車場へ移動、万葉植物園を散策し、高津柿本神社へと向かった。 島根県立万葉公園HP園内ガイドには、「万葉植物園」について、次のように書かれている。「万葉集に詠まれた植物が、…

万葉歌碑を訪ねて(その1298、1299、1300)―島根県益田市 県立万葉公園(P9、10,11)―万葉集 巻二 二二三,二二四,二二五

「鴨山五首」は、個々の歌ごとに紹介してきましたが、島根県立万葉公園の歌碑(プレート)の写真を見ながら、一括してみます。 まず、五首(書き下し)を並べて見る。 ◆鴨山の岩根しまける我れをかも知らにと妹が待ちつつあるらむ(柿本人麻呂) ◆今日今日と…

万葉歌碑を訪ねて(その1290~1297)―島根県益田市 県立万葉公園(P1~8)―万葉集 巻二 一三一~一三九

「石見相聞歌」をこれまで、個々の歌群ごとで紹介はしてきましたが、島根県立万葉公園の歌碑(プレート)の写真を見ながら、一括してみます。 題詞は、「柿本朝臣人麻呂従石見國別妻上来時歌二首并短歌」<柿本朝臣人麻呂、石見(いはみ)の国より妻に別れて…

万葉歌碑を訪ねて(その1288)―島根県益田市 県立万葉公園(32,33)―万葉集 巻三 二六六、巻十一 二四八〇

―その1288- ●歌は、「近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしのにいにしへ思ほゆ」である。 島根県益田市 県立万葉公園(32)万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉公園(32)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆淡海乃海 夕浪千鳥 汝鳴者 情…

万葉歌碑を訪ねて(その1286,1287)―島根県益田市 県立万葉公園(30,31)―万葉集 巻一 四七、四八

―その1286- ●歌は、「ま草刈る荒野にはあれど黄葉の過ぎにし君が形見とぞ来し」である。 島根県益田市 県立万葉公園(30)万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、島根県益田市 県立万葉公園(30)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆真草苅 荒野者雖有 葉 過去…