万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

万葉歌碑を訪ねて(その560,561)―神戸市垂水区平磯 平磯緑地(5、6)―万葉集 巻三 二五五、巻三 二五四

―その560― ●歌は、「天離る鄙の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ」である。 神戸市垂水区平磯 平磯緑地(5)万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、神戸市垂水区平磯 平磯緑地(5)にある。 ●歌をみていこう。 ◆天離 夷之長道従 戀来者 自明門 倭嶋所…

万葉歌碑を訪ねて(その559)―神戸市垂水区平磯 平磯緑地(4)―万葉集 巻三 四一三

●歌は、「須磨の海女の塩焼き衣の藤衣間遠にしあればいまだ着なれず」である。 神戸市垂水区平磯 平磯緑地(4)万葉歌碑(大網公人主) 歌の解説碑 ●歌碑は、神戸市垂水区平磯 平磯緑地(4)にある。 ●歌をみていこう。 ◆須麻乃海人之 塩焼衣乃 藤服 間遠…

万葉歌碑を訪ねて(その556、557、558)―神戸市垂水区平磯 平磯緑地(1,2,3)―万葉集 巻二 一四一八、巻十二 三〇二五、巻七 一一四二

―その556― ●歌は、「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」である。 神戸市垂水区平磯 平磯緑地(1)万葉歌碑(志貴皇子) ●歌碑は、神戸市垂水区平磯 平磯緑地(1)にある。 ●歌をみていこう。この歌については、ブログ拙稿「万葉…

万葉歌碑を訪ねて(その555)―城陽市久世 久世神社参道入口(JR踏切側)―万葉集 巻七 一二八六、巻九 一六九四、巻九 一七〇七

●歌は、 「山背の久世の社の草な手折りそ我が時と立ち栄ゆとも草な手折りそ」、 「栲領巾の鷺坂山の白つつじ我れににほはに妹に示さむ」 「山背の久世の鷺坂神代より春は萌りつつ秋は散りけり」 の三歌である。 城陽市久世 久世神社参道入口(JR踏切側)万…

万葉歌碑を訪ねて(その554)―宇治市伊勢田町 砂田第一公園―万葉集 巻九 一六九六

●歌は、「衣手の名木の川辺を春雨に我れ立ち濡ると家思ふらむか」である。 宇治市伊勢田町 砂田第一公園万葉歌碑(作者未詳 新碑) 宇治市伊勢田町 砂田第一公園万葉歌碑(作者未詳 旧碑) ●歌碑は、宇治市伊勢田町 砂田第一公園にある。新碑と旧碑がある。 …

万葉歌碑を訪ねて(その553)―京都市伏見区 天穂日命神社参道入り口―万葉集 巻九 一七三〇

●歌は、「山科の石田の小野のははそ原見つつか君が山道越ゆらむ」である。 京都市伏見区 天穂日命神社参道入り口万葉歌碑(藤原宇合) ●歌碑は、京都市伏見区 天穂日命神社参道入り口にある。 天穂日命神社参道正面 ●歌をみていこう。 ◆山品之 石田乃小野之 …

万葉歌碑を訪ねて(その552)―京都市右京区龍安寺住吉町 住吉大伴神社きぬかけの道側プチパーク―万葉集 巻二十 四〇九四

●歌は、「葦原の瑞穂の国を天下り知らしめしけるすめろきの神の命の御代重ね天の日継と知らし来る君の御代御代敷きませる四方の国には山川を広み厚みと奉る御調宝は数へえず尽くしもかねつしかれども我が大君の諸人を誘ひたまひよきことを始めたまひて金かも…

万葉歌碑を訪ねて(その551)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(54)―万葉集 巻十九 四二九一

●歌は、「我がやどのいささ群竹 吹く風の音のかそけきこの夕へかも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(54)万葉歌碑(大伴家持 たけ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(54)にある。 ●歌をみていこう。 ◆和我屋度能 伊佐左村竹 布…

万葉歌碑を訪ねて(その550)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(53)―万葉集 巻二十 四四四八

●歌は、「あぢさゐの八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(53)万葉歌碑(橘諸兄 あぢさゐ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(53)にある。 ●歌をみていこう。 ◆安治佐為能 夜敝…

万葉歌碑を訪ねて(その549)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(52)―万葉集 巻二十 四四三一

●歌は、「笹が葉のさやぐ霜夜に七種着る衣に増せる子ろが肌はも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(52)万葉歌碑(作者未詳 ささ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(52)にある。 ●歌をみていこう。 ◆佐左賀波乃 佐也久志毛用尓 奈…

万葉歌碑を訪ねて(その548)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(51)―万葉集 巻二十 四四〇八

●歌は、「・・・ははそ葉の母の命はみ裳の裾摘み上げて掻き撫でちちの実の父の命は・・・」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(51)万葉歌碑(大伴家持 ちち) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(51)にある。 ●歌をみていこう。 題詞…

万葉歌碑を訪ねて(その547)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(50)―万葉集 巻十九 四二八六

●歌は、「御園生の竹の林にうぐひすはしば鳴きにしを雪は降りつつ」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(50)万葉歌碑(大伴家持 たけ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(50)にある。 ●歌をみていこう。 ◆御苑布能 竹林尓 鸎波 之波…

万葉歌碑を訪ねて(その543、544、545、546)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(46,47,48,49)―万葉集 巻十八 四一〇九、巻十九 四一三九、四一四〇、四二〇四

―その543― ●歌は、「紅はうつろふものぞ橡のなれにし衣になほしかめやも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(46)万葉歌碑(大伴家持 つるはみ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(46)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆久礼奈為波 宇…

万葉歌碑を訪ねて(その541,542)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(44、45)―万葉集 巻十六 三八七二、三八八五

●歌は、「我が門の榎の実もり食む百千鳥千鳥は来れど君ぞ来まさぬ」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(44)万葉歌碑(作者未詳 え) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(44)にある。 ◆吾門之 榎實毛利喫 百千鳥 ゝゝ者雖来 君曽不来座…

万葉歌碑を訪ねて(その538,539,540)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(41,42,43)―万葉集 巻十六 三八三二、三八三四、三八三六

―その538― ●歌は、「からたちの茨刈り除け倉建てむ尿遠くまれ櫛造る刀自」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(41)万葉歌碑(忌部首 からたち) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(41)にある。 ●歌をみていこう。 ◆枳 棘原苅除曽氣…

万葉歌碑を訪ねて(その535,536,537)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(38,39,40)―万葉集 巻十一 二三五三、二四八〇、三〇四八

―その535― ●歌は、「泊瀬の斎槻が下に我が隠せる妻あかねさし照れる月夜に人見てむかも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(38)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集 つき) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(38)にある。 ●歌をみていこう…

万葉歌碑を訪ねて(その532,533、534)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(35,36,37)―万葉集 巻十 二二〇二、二二九六、二三一五

―その532― ●歌は、「黄葉する時になるらし月人の桂の枝の色づく見れば」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(35)万葉歌碑(作者未詳 かつら) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(35)にある。 ●歌をみていこう。 ◆黄葉為 時尓成 月…

万葉歌碑を訪ねて(その529,530,531)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(32,33,34)―万葉集 巻十 一九七三、二一〇四、二一八八

―その529― ●歌は、「我妹子に楝の花は散り過ぎず今咲けるごとありこせぬかも」である。 ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(32)にある。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(32)万葉歌碑(作者未詳 あふち) ●歌をみていこう。 ◆吾妹子尓 相…

万葉歌碑を訪ねて(その527,528)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(30、31)―万葉集 巻十 一八九五、巻十 一九五三

●歌は、「春さればまづさきくさの幸くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹さきくさの」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑 (30)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集 さきくさ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑 (30)にある。 ●歌をみていこう。 ◆…

万葉歌碑を訪ねて(その524、525、526)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(27,28,29)―万葉集 巻十 一八六六、一八七〇、一八七二

―その524― ●歌は、「雉鳴く高円の辺に桜花散りて流らふ見む人もがも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(27)万葉歌碑(作者未詳 さくら) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(27)にある。 ●歌をみていこう。 ◆春▼鳴 高圓邊丹 櫻花…

万葉歌碑を訪ねて(その522、523)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(25、26)―万葉集 巻十 一八四七、巻十 一八六〇

―その522― ●歌は、「浅緑染め懸けたりと見るまでに春の柳は萌えにけるかも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑 (25)万葉歌碑(作者未詳 やなぎ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑 (25)にある。 ●歌をみていこう。なお、この歌…

万葉歌碑を訪ねて(その521)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(24)―万葉集 巻十 一八一四

●歌は、「いにしへの人の植ゑけむ杉が枝に霞たなびく春は来ぬらし」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(24)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集 すぎ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(24)にある。 ●歌をみていこう。 ◆古 人之殖兼 杉枝 霞…

万葉歌碑を訪ねて(その517,518,519,520)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(20,21,22,23)―万葉集 巻七 一三五七、巻八 一四六一、 巻八 一四八五、巻九 一七七七

―その517― ●歌は、「たらちねの母がその業る桑すらに願へば衣に着るといふものを」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(20)万葉歌碑(作者未詳 くは) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(20)にある。 ●この歌については、直近では…

万葉歌碑を訪ねて(その515,516)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(18,19)―万葉集 巻七一三三〇、巻七 一三四九

―その515- ●歌は、「南淵の細川山に立つ檀弓束巻くまで人に知らえじ」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(18)万葉歌碑(作者未詳 まゆみ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(18)にある。 この歌については、直近では、ブログ拙…

万葉歌碑を訪ねて(その514)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(17)―万葉集 巻七 一一八八

●歌は、「山越えて遠津の浜の岩つつじ我が来るまでふふみてあり待て」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(17)(作者未詳 さつき) ●歌碑は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(17)にある。 ●歌をみていこう。 ◆山超而 遠津之濱之 石管自 迄吾来 含流有待 …

万葉歌碑を訪ねて(その513)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(16)―万葉集 巻七 一〇九二

●歌は、「鳴る神の音のみ聞きし巻向の桧原の山を今日見つるかも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(16)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集 ひ) ●歌碑は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(16)にある。 ●歌をみていこう。 ◆動神之 音耳聞 巻向之 檜原山乎 今日見…

万葉歌碑を訪ねて(その512)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(15)―万葉集 巻六 九七一

●歌は、「白雲の竜田の山の露霜に色づく時にうち越えて・・・」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(15)万葉歌碑(高橋虫麻呂 つつじ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(15)にある。 ●歌をみていこう。 ◆白雲乃 龍田山乃 露霜尓 色…

万葉歌碑を訪ねて(その509,510,511)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(12,13,14)―万葉集 巻五 八二二、八二九、八三七

●八二二歌(その509)、八二九歌(その510)、八三七歌(その511)は、題詞「梅花歌卅二首幷序」<梅花(ばいくわ)の歌三十二首幷せて序>に収録されている歌である。 ―その509― ●歌は、「我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも…

万葉歌碑を訪ねて(番外 200513‐2)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(11)―

●歌碑(プレート)には、「梧桐の日本琴一面 対馬の結石の山の孫枝なり」と書かれている。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(11)<大伴旅人 あをぎり> ●プレートは、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(11)にある。 ●これは、大伴旅人が都の藤原房前に書状に添え…

万葉歌碑を訪ねて(その507、508)―奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(9)(10)―万葉集 巻三 三七九、巻三 四四六

―その507― ●歌は、「ひさかたの天の原より生れ来たる神の命奥山の賢木の枝に白香付け木綿取り付けて斎瓮を斎ひ掘り据ゑ竹玉を繁に貫き垂れ鹿じもの膝析き伏してたわや女の襲取り懸けかくだにも我れは祈ひなむ君に逢はじかも」である。 奈良市法蓮佐保山 …