2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
―その560― ●歌は、「天離る鄙の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ」である。 神戸市垂水区平磯 平磯緑地(5)万葉歌碑(柿本人麻呂) ●歌碑は、神戸市垂水区平磯 平磯緑地(5)にある。 ●歌をみていこう。 ◆天離 夷之長道従 戀来者 自明門 倭嶋所…
●歌は、「須磨の海女の塩焼き衣の藤衣間遠にしあればいまだ着なれず」である。 神戸市垂水区平磯 平磯緑地(4)万葉歌碑(大網公人主) 歌の解説碑 ●歌碑は、神戸市垂水区平磯 平磯緑地(4)にある。 ●歌をみていこう。 ◆須麻乃海人之 塩焼衣乃 藤服 間遠…
―その556― ●歌は、「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」である。 神戸市垂水区平磯 平磯緑地(1)万葉歌碑(志貴皇子) ●歌碑は、神戸市垂水区平磯 平磯緑地(1)にある。 ●歌をみていこう。この歌については、ブログ拙稿「万葉…
●歌は、 「山背の久世の社の草な手折りそ我が時と立ち栄ゆとも草な手折りそ」、 「栲領巾の鷺坂山の白つつじ我れににほはに妹に示さむ」 「山背の久世の鷺坂神代より春は萌りつつ秋は散りけり」 の三歌である。 城陽市久世 久世神社参道入口(JR踏切側)万…
●歌は、「衣手の名木の川辺を春雨に我れ立ち濡ると家思ふらむか」である。 宇治市伊勢田町 砂田第一公園万葉歌碑(作者未詳 新碑) 宇治市伊勢田町 砂田第一公園万葉歌碑(作者未詳 旧碑) ●歌碑は、宇治市伊勢田町 砂田第一公園にある。新碑と旧碑がある。 …
●歌は、「山科の石田の小野のははそ原見つつか君が山道越ゆらむ」である。 京都市伏見区 天穂日命神社参道入り口万葉歌碑(藤原宇合) ●歌碑は、京都市伏見区 天穂日命神社参道入り口にある。 天穂日命神社参道正面 ●歌をみていこう。 ◆山品之 石田乃小野之 …
●歌は、「葦原の瑞穂の国を天下り知らしめしけるすめろきの神の命の御代重ね天の日継と知らし来る君の御代御代敷きませる四方の国には山川を広み厚みと奉る御調宝は数へえず尽くしもかねつしかれども我が大君の諸人を誘ひたまひよきことを始めたまひて金かも…
●歌は、「我がやどのいささ群竹 吹く風の音のかそけきこの夕へかも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(54)万葉歌碑(大伴家持 たけ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(54)にある。 ●歌をみていこう。 ◆和我屋度能 伊佐左村竹 布…
●歌は、「あぢさゐの八重咲くごとく八つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(53)万葉歌碑(橘諸兄 あぢさゐ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(53)にある。 ●歌をみていこう。 ◆安治佐為能 夜敝…
●歌は、「笹が葉のさやぐ霜夜に七種着る衣に増せる子ろが肌はも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(52)万葉歌碑(作者未詳 ささ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(52)にある。 ●歌をみていこう。 ◆佐左賀波乃 佐也久志毛用尓 奈…
●歌は、「・・・ははそ葉の母の命はみ裳の裾摘み上げて掻き撫でちちの実の父の命は・・・」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(51)万葉歌碑(大伴家持 ちち) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(51)にある。 ●歌をみていこう。 題詞…
●歌は、「御園生の竹の林にうぐひすはしば鳴きにしを雪は降りつつ」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(50)万葉歌碑(大伴家持 たけ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(50)にある。 ●歌をみていこう。 ◆御苑布能 竹林尓 鸎波 之波…
―その543― ●歌は、「紅はうつろふものぞ橡のなれにし衣になほしかめやも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(46)万葉歌碑(大伴家持 つるはみ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(46)にある。 ●歌をみてみよう。 ◆久礼奈為波 宇…
●歌は、「我が門の榎の実もり食む百千鳥千鳥は来れど君ぞ来まさぬ」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(44)万葉歌碑(作者未詳 え) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(44)にある。 ◆吾門之 榎實毛利喫 百千鳥 ゝゝ者雖来 君曽不来座…
―その538― ●歌は、「からたちの茨刈り除け倉建てむ尿遠くまれ櫛造る刀自」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(41)万葉歌碑(忌部首 からたち) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(41)にある。 ●歌をみていこう。 ◆枳 棘原苅除曽氣…
―その535― ●歌は、「泊瀬の斎槻が下に我が隠せる妻あかねさし照れる月夜に人見てむかも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(38)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集 つき) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(38)にある。 ●歌をみていこう…
―その532― ●歌は、「黄葉する時になるらし月人の桂の枝の色づく見れば」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(35)万葉歌碑(作者未詳 かつら) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(35)にある。 ●歌をみていこう。 ◆黄葉為 時尓成 月…
―その529― ●歌は、「我妹子に楝の花は散り過ぎず今咲けるごとありこせぬかも」である。 ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(32)にある。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(32)万葉歌碑(作者未詳 あふち) ●歌をみていこう。 ◆吾妹子尓 相…
●歌は、「春さればまづさきくさの幸くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹さきくさの」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑 (30)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集 さきくさ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑 (30)にある。 ●歌をみていこう。 ◆…
―その524― ●歌は、「雉鳴く高円の辺に桜花散りて流らふ見む人もがも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(27)万葉歌碑(作者未詳 さくら) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(27)にある。 ●歌をみていこう。 ◆春▼鳴 高圓邊丹 櫻花…
―その522― ●歌は、「浅緑染め懸けたりと見るまでに春の柳は萌えにけるかも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑 (25)万葉歌碑(作者未詳 やなぎ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑 (25)にある。 ●歌をみていこう。なお、この歌…
●歌は、「いにしへの人の植ゑけむ杉が枝に霞たなびく春は来ぬらし」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(24)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集 すぎ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(24)にある。 ●歌をみていこう。 ◆古 人之殖兼 杉枝 霞…
―その517― ●歌は、「たらちねの母がその業る桑すらに願へば衣に着るといふものを」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(20)万葉歌碑(作者未詳 くは) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(20)にある。 ●この歌については、直近では…
―その515- ●歌は、「南淵の細川山に立つ檀弓束巻くまで人に知らえじ」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(18)万葉歌碑(作者未詳 まゆみ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(18)にある。 この歌については、直近では、ブログ拙…
●歌は、「山越えて遠津の浜の岩つつじ我が来るまでふふみてあり待て」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(17)(作者未詳 さつき) ●歌碑は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(17)にある。 ●歌をみていこう。 ◆山超而 遠津之濱之 石管自 迄吾来 含流有待 …
●歌は、「鳴る神の音のみ聞きし巻向の桧原の山を今日見つるかも」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(16)万葉歌碑(柿本人麻呂歌集 ひ) ●歌碑は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(16)にある。 ●歌をみていこう。 ◆動神之 音耳聞 巻向之 檜原山乎 今日見…
●歌は、「白雲の竜田の山の露霜に色づく時にうち越えて・・・」である。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(15)万葉歌碑(高橋虫麻呂 つつじ) ●歌碑(プレート)は、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(15)にある。 ●歌をみていこう。 ◆白雲乃 龍田山乃 露霜尓 色…
●八二二歌(その509)、八二九歌(その510)、八三七歌(その511)は、題詞「梅花歌卅二首幷序」<梅花(ばいくわ)の歌三十二首幷せて序>に収録されている歌である。 ―その509― ●歌は、「我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも…
●歌碑(プレート)には、「梧桐の日本琴一面 対馬の結石の山の孫枝なり」と書かれている。 奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(11)<大伴旅人 あをぎり> ●プレートは、奈良市法蓮佐保山 万葉の苑(11)にある。 ●これは、大伴旅人が都の藤原房前に書状に添え…
―その507― ●歌は、「ひさかたの天の原より生れ来たる神の命奥山の賢木の枝に白香付け木綿取り付けて斎瓮を斎ひ掘り据ゑ竹玉を繁に貫き垂れ鹿じもの膝析き伏してたわや女の襲取り懸けかくだにも我れは祈ひなむ君に逢はじかも」である。 奈良市法蓮佐保山 …