万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

万葉集の世界に飛び込もう(その2595)―書籍掲載歌を中軸に―

●歌は、「今日もかも都なりせば見まく欲り西の御馬屋の外に立てらまし(中臣宅守 15-3776)」、「父君に 我れは愛子ぞ 母刀自に 我れは愛子ぞ 参ゐ上る 八十氏人の 手向する 畏の坂に 弊奉り 我れはぞ追へる 遠き土佐道を( 作者未詳 6-1022)」である。 「…

万葉集の世界に飛び込もう(その2594の3)―書籍掲載歌を中軸に―

●歌は、「春雨のしくしく降るに高円の山の桜はいかにかあるらむ(河辺東人 8-1440)」、「藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君(大伴四綱 3-330)」。「雉鳴く高円の辺に桜花散りて流らふ見む人もがも(作者未詳 10-1866)」、「今朝の朝明雁が…