●12,13日の京都縦断ドライブの旅は無事に終わった。蟹コースはダイエット挑戦中の身には強烈な刺激であった。医者も外食時などは思い切って食べて、また挑戦すれば良いと言ってくれている。その結果、体重は結構増えたが、これまた挑戦し甲斐があるというものだ。
サンドイッチはいつものように中身はサニーレタスと焼豚である。デザートは蟹をデフォルメした。
デザートの蟹はリンゴを使い赤を強調。目玉はブドウの輪切りを使った。LINEで息子や娘に流したが、「笑い」の一言返事。頑張ったつもりだが・・・・・
減量に挑戦とばかりに夕方ウォーキング。近鉄京都線高の原駅陸橋から線路に並行して流れる渋谷川沿いの遊歩道を歩く。
高の原駅からしばらく歩くと右側手に土師山公園が見えてくる。最初の歌碑(コンクリート製で味気ないといえば味気ない)がある。
●見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける(古今和歌集)
12月であるので歌碑も寒々と見える。この歌は春である。「ここから見渡せば、柳の葉(の緑)と桜の花(の桜色)混ざり合って、都が春の錦をまとってるように思えるほどの鮮やかさである」
この歌に合わせて、遊歩道沿いには柳の木と桜がほぼ交互に植わっている。春になったらこの景色を味わってみよう。
●世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(古今和歌集)
「この世の中に、桜が全くなかったら、春の時期、人の心はどれほどまでにのどかであることだろう」(古今和歌集)
今は、桜の葉もすべて散ってしまい枝のみとなり寒々としている。枝には来春の準備が始まっている。つぼみが小さく枝で育ち始めている。寒さに耐えて春には心を弾ませ感動を巻き起こしますよと言っている。
●根元より枝を重ぬる大き椎五月の若葉空にししててる
打ちっぱなしのコンクリートの壁面に歌が。普通に歩いていたら見逃すはずだ。なんとも寂しいシチュエーションである。
根元から枝が幾重にも重なっている大きな椎木、五月のころには若葉が空を・・・
最後の句の解釈がわからない。木津川市のホームページなどを探したが見つからなかった。後日わかれば改めて。
コンクリートの歌碑はやはり味気ないものである。