●サンドイッチとフルーツフルデザート作りから一日が始まる。
サンチュと焼き豚を挟んだ。砥部焼の大皿に盛り付けた。呉須の色合いとサンドイッチがよく似合う。
デザートは小振りのレッドシードレスの数珠つなぎ模様をイメージしたのでそれを中心に展開した。周囲にはスイートスプリングを配し、中心に向って2色のブドウを緑・赤・緑・赤と並べ、中心にりんごの小さな切片をオベリスクの如く立てた。
●万葉集の歌を理解するために、歴史の中に、時代の中に、生まれ出た風土の中に置いて考えていくべきであると、犬養 孝氏は著書のなかで述べておられる。
これまでは、万葉集について多少興味を持っていたが、歌については表面的な解釈に留まっていた感が否めない。特に深く、歴史的背景や時代の位置づけ、風土などあまり考えていなかった。しかし、万葉集について興味を持った以上これまでと違うアプローチをしていきたいと思う。万葉の小径シリーズの紹介をブログに書いたが、歌のこころにアクセスするほどではなかった。
まず手始めに、万葉集の歴史的背景を詳らかにしていこうと思う。もっとも表面を浅く掘り下げる程度かもしれないが、できるだけ調べて歌のこころに迫りたい。
●万葉集の時代区分
万葉集の中で一番古い歌は、仁徳天皇の皇后の磐姫(いわのひめ)の歌といわれている。もっとも仁徳朝から雄略朝の時代は、伝承的な色彩が強いので定かではないとも言われている。この時代は、万葉集の萌芽期ともいわれ、舒明朝以降約130年が万葉の時代で、通常四期に分けられる。
次の表は、万葉集の時代区分の略表である。(「万葉の人びと」犬養 孝著 新潮文庫より抜粋)
|
万葉の時代区分略表 |
|||
区分 |
都 |
年号・期間 |
事 項 |
|
第 1 期 |
難波 初瀬 飛鳥 飛鳥 難波
飛鳥 飛鳥 大津 大津 |
仁徳 雄略 舒明 皇極 孝徳
斉明 天智
弘文 |
629-641 642-645 大化 645-650 白雉 650-654 655-661 661-667 667-671 671-672 |
大化改新 645
有間皇子の乱 658 白村江大敗 663
壬申の乱 672 |
第 2 期
|
飛鳥 浄御原宮 |
天武 持統
文武
|
672-686 686-694 694-697 697-701 大宝 701-704 慶雲 704-707 慶雲 707-708 和銅 708-710 |
藤原京遷都 694
大宝律令 701
平城京遷都 710 |
藤原宮 |
||||
第 3 期 |
(前期) |
元正
|
和銅 710-715 霊亀 715-717 養老 717-724
神亀 724-729 天平 729-733 |
古事記 712
養老律令 718 日本書紀 720 三世一身の法 723 長屋王の変 729
|
第 4 期 |
(後期) |
|
天平 733-749
天平感宝 749 天平勝宝 749-757 天平宝宇 757 天平宝宇 758-759 |
恭仁京遷都 740 墾田永世私財法 743 平城復都 745
大仏開眼供養 752 橘奈良麻呂の変 757 万葉の終焉 759 (巻20-4516) |
次回以降、期別に掘り下げてみていく。