万葉集の歌碑めぐり

万葉歌碑をめぐり、歌の背景等を可能な限り時間的空間的に探索し、万葉集の万葉集たる所以に迫っていきたい!

万葉集の世界に飛び込もう―万葉歌碑を訪ねて(その2506)―

●歌は、「山吹の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなくに」である。

 

茨城県土浦市小野 朝日峠展望公園万葉の森万葉歌碑(高市皇子) 20230927撮影

●歌碑は、茨城県土浦市小野 朝日峠展望公園万葉の森にある。

 

●歌をみていこう。

 

 一五六から一五八歌の題詞は、「十市皇女薨時高市皇子尊御作歌三首」<十市皇女(とをちのひめみこ)の薨(こう)ぜし時に、高市皇子尊(たけちのみこのみこと)の作らす歌三首>である。

 

◆山振之 立儀足 山清水 酌尓雖行 道之白鳴

       (高市皇子 巻二 一五八)

 

≪書き下し≫山吹(やまぶき)の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく

(訳)黄色い山吹が咲き匂っている山の清水、その清水を汲みに行きたいと思うけれど、どう行ってよいのか道がわからない。(伊藤 博著「万葉集 一」角川ソフィア文庫より)

(注)「山吹」に「黄」を、「山清水」に「泉」を匂わす。(伊藤脚注)

 

 この歌については、一五六から一五八歌、ならびに奈良県桜井市茅原(山の辺の道)玄賓庵(げんぴあん)近くの万葉歌碑とともに拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その74改)」で紹介している。

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 高市皇子十市皇女が薨った時に詠んだ一五八歌は、山吹の花が「黄」山清水が「泉」を匂わしており、会いたいが「黄泉」の国への道がわからない、という「妹」への気持ちがにじんでいる。

 

 「黄泉」については、株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」に、「・・・〈ヨミ〉は〈ヤミ(闇)〉や〈ヤマ(山)〉と類義の語。また〈黄泉〉は漢語で〈黄〉は土の色を表し〈地下にある泉〉の意で死者の国をいう。・・・」と書かれている。

 

 「黄泉」が詠われているのは、一八〇四、一八〇九歌である。

 みてみよう。

 

■一八〇四歌■

 題詞は、「哀弟死去作歌一首幷短歌」<弟(おとひと)の死去を哀(かな)しびて作る歌一首 幷(あは)せて短歌>である。

 

◆父母賀 成乃任尓 箸向 弟乃命者 朝露乃 銷易杵壽 神之共 荒競不勝而 葦原乃 水穂之國尓 家無哉 又還不来 遠津國 黄泉乃界丹 蔓都多乃 各ゝ向ゝ 天雲乃 別石徃者 闇夜成 思迷匍匐 所射十六乃 意矣痛 葦垣之 思乱而 春鳥能 啼耳鳴乍 味澤相 宵晝不云 蜻蜒火之 心所燎管 悲悽別焉

       (田辺福麻呂 巻九 一八〇四)

 

≪書き下し≫父母(ちちはは)が 成(な)しのまにまに 箸(はし)向(むか)ふ 弟(おと)の命(みこと)は 朝露(あさつゆ)の 消(け)やすき命(いのち) 神の共(むた) 争(あらそ)ひかねて 葦原(あしはら)の 瑞穂(みずほ)の国に 家なみや また帰り来(こ)ぬ 遠(とほ)つ国 黄泉(よみ)の境(さかひ)に 延(は)ふ蔦(つた)の おのが向き向き 天雲(あまくも)の 別れし行けば 闇夜(やみよ)なす 思ひ惑(まと)はひ 射(い)ゆ鹿(しし)の 心(こころ)を痛み 葦垣(あしかき)の 思ひ乱れて 春鳥(はるとり)の 哭(ね)のみ泣(な)きつつ あぢさはふ 夜昼(よるひる)知らず かぎろひの 心燃えつつ 悲しび別(わか)る

 

(訳)父さん母さんが生んで下さった順序のままに、箸のように揃って育ったたいせつな私の弟は、消えやすい朝露のようにはかない寿命で、神の思し召しに背くこともできなくて、この葦原の瑞穂の国に我が家がないとでも思うのか、息閉じたまま二度と帰って来ない。遠い遠い黄泉の地に、勝手に顔を向けて、天雲のように別れて行くというものだから、残される私は闇夜に紛れるように途方に暮れ、悲しみに心が痛むままに、あれこれ取り乱し、春鳥のように声張りあげて泣いたりもし、夜と昼のけじめもわからないほど狂おしい心をたぎらせてたりもし、途方もない悲しみに暮れながら野辺の送りに別れを告げるのだ。(「万葉集 二」 伊藤 博 著 角川ソフィア文庫より

(注)まにまに【随に】分類連語:①…に任せて。…のままに。▽他の人の意志や、物事の成り行きに従っての意。②…とともに。▽物事が進むにつれての意。 ⇒参考 名詞「まにま」に格助詞「に」の付いた語。「まにま」と同様、連体修飾語を受けて副詞的に用いられる。(weblio古語辞典 学研全訳古語辞典)

(注)成しのまにまに:生みの順序のままに。(伊藤脚注)

(注)はしむかふ【箸向かふ】:[枕]2本の箸のように兄弟が相対するところから、「弟(おと)」にかかる。(weblio辞書 デジタル大辞泉

(注)あさつゆの【朝露の】分類枕詞:①朝露は消えやすいことから、「消(け)」「消(き)ゆ」、また「命」にかかる。②朝露が置く意から、「置く」に、また同音の「起く」にかかる。(学研)

(注)むた【共・与】名詞:…と一緒に。…とともに。▽名詞または代名詞に格助詞「の」「が」の付いた語に接続し、全体を副詞的に用いる。(学研)

(注)ここでは「黄泉」に懸る枕詞。(伊藤脚注)

(注の注)とほつくに【遠つ国】名詞:①遠方の国。②死者の魂が行く国。黄泉(よみ)の国。(学研)

(注)はふつたの【這ふ蔦の】分類枕詞:蔦のつるが、いくつもの筋に分かれてはいのびていくことから「別る」「おのが向き向き」などにかかる。(学研)

(注)おのが向き向き:自分勝手に顔を向けて。(伊藤脚注)

(注の注)むきむき【向き向き】名詞:めいめいが別の方向を向いていること。思い思い。(学研)

(注)あまくもの【天雲の】分類枕詞:①雲が定めなく漂うところから、「たどきも知らず」「たゆたふ」などにかかる。②雲の奥がどこともわからない遠くであるところから、「奥処(おくか)も知らず」「はるか」などにかかる。③雲が離れ離れにちぎれるところから、「別れ(行く)」「外(よそ)」などにかかる。④雲が遠くに飛んで行くところから、「行く」にかかる。 ※「あまぐもの」とも。(学研)

(注)いゆししの【射ゆ猪鹿の】分類枕詞:射られ、傷を負った獣の意から「心を痛み」「行きも死なむ」にかかる。(学研)

(注)あしかきの【葦垣の】分類枕詞:①葦垣は古びて乱れやすいことから「古(ふ)る」「乱る」などにかかる。②外と隔てることから「外(ほか)」にかかる。③間をつめて編むことから「間ぢかし」にかかる。(学研)

(注)はるとりの【春鳥の】[枕]:春の鳥のようにの意から、「音(ね)のみ泣く」「さまよふ」にかかる。(welio辞書 デジタル大辞泉

(注)あぢさはふ 分類枕詞:①「目」にかかる。語義・かかる理由未詳。②「夜昼知らず」にかかる。語義・かかる理由未詳。(学研)

 

 「所射十六乃」は、戯書である。「十六」と書いて「しし」と読ませている。

 

 この歌については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その1173)」で、反歌二首とあわせて紹介している。

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■一八〇九歌■

高橋虫麻呂の「見菟原處女墓歌一首幷短歌」<菟原娘子(うなひをとめ)が墓を見る歌一首 幷せて短歌>」である。

 

◆葦屋之 菟名負處女之 八年兒之 片生之時従 小放尓 髪多久麻弖尓 並居 家尓毛不所見 虚木綿乃 牢而座在者 見而師香跡 悒憤時之 垣廬成 人之誂時 智弩壮士 宇奈比壮士乃 廬八燎 須酒師競 相結婚 為家類時者 焼大刀乃 手頴押祢利 白檀弓 靫取負而 入水 火尓毛将入跡 立向 競時尓 吾妹子之 母尓語久 倭文手纒 賎吾之故 大夫之 荒争見者 雖生 應合有哉 宍串呂 黄泉尓将待跡 隠沼乃 下延置而 打歎 妹之去者 血沼壮士 其夜夢見 取次寸 追去祁礼婆 後有 菟原壮士伊 仰天 ▼於良妣 ▽地 牙喫建怒而 如己男尓 負而者不有跡 懸佩之 小劔取佩 冬尉蕷都良 尋去祁礼婆 親族共 射歸集 永代尓 標将為跡 遐代尓 語将継常 處女墓 中尓造置 壮士墓 此方彼方二 造置有 故縁聞而 雖不知 新喪之如毛 哭泣鶴鴨  

     (高橋虫麻呂 巻九 一八〇九)

 ▼は「口へん+リ」=さけび

 ▽は「足へん+昆」=ふむ

 

≪書き下し≫葦屋(あしのや)の 菟原娘子の 八年子(やとせご)の 片(かた)生(お)ひの時ゆ 小放(をばな)り 髪たくまでに 並び居(を)る 家にも見えず 虚木綿(うつゆふ)の 隠(こも)りて居(を)せば 見てしかと いぶせむ時の 垣ほなす 人の問(と)ふ時 茅渟(ちぬ)壮士(をとこ) 菟原(うなひ)壮士(をとこ)の 伏屋(ふせや)焚(た)き すすし競(きほ)ひ 相(あひ)よばひ しける時は 焼太刀(やきたち)の 手(た)かみ押(お)しねり 白真弓(しらまゆみ) 靫(ゆき)取り負(お)ひて 水に入り 火にも入らむと 立ち向(むか)ひ 競(きほ)ひし時に 我妹子(わぎもこ)が 母に語らくしつたまき いやしき我(わ)がゆゑ ますらをの 争(あらそ)ふ見れば 生(い)けりとも 逢ふべくあれや ししくしろ 黄泉(よみ)に待たむと 隠(こも)り沼(ぬ)の 下延(したは)へ置きて うち嘆き 妹が去(い)ぬれば 茅渟(ちぬ)壮士(をとこ) その夜(よ)夢(いめ)見 とり続(つつ)き 追ひ行きければ 後(おく)れたる 菟原(うなひ)壮士(をとこ)い 天(あめ)仰(あふ)ぎ 叫びおらび 地(つち)を踏(ふ)み きかみたけびて もころ男(を)に 負けてはあらじと 懸(か)け佩(は)きの 小太刀(をだち)取り佩(は)き ところづら 尋(と)め行きければ 親族(うから)どち い行き集(つど)ひ 長き代(よ)に 標(しるし)にせむと 遠き代に 語り継(つ)がむと 娘子墓(をとめはか) 中(なか)に造り置き 壮士墓(をとこはか) このもかのもに 造り置ける 故縁(ゆゑよし)聞きて 知らねども 新喪(にひも)のごとも 哭(ね)泣きつるかも

 

(訳)葦屋の菟原娘子(うないおとめ)が、八つばかりのまだ幼い時分から、振り分け髪を櫛上(くしあ)げて束ねる年頃まで、隣近所の人にさえ姿を見せず、家(うち)にこもりっきりでいたので、一目見たいとやきもきして、まるで垣根のように取り囲んで男たちが妻どいした時、中でも茅渟壮士(ちぬおとこ)と菟原壮士(うないおとこ)とが、最後までわれこそはとはやりにはやって互いに負けじと妻どいに来たが、その時には、焼き鍛えた太刀(たち)の柄(つか)を握りしめ、白木の弓や靫(ゆき)を背負って、娘子のためなら水の中火の中も辞せずと必死に争ったものだが、その時に、いとしいその子が母にうち明けたことには、「物の数でもない私のようなもののために、立派な男(お)の子が張り合っているのを見ると、たとえ生きていたとしても添い遂げられるはずはありません。いっそ黄泉の国でお待ちしましょう」と、本心を心の底に秘めたまま、嘆きながらこの子が行ってしまったところ、茅渟壮士はその夜夢に見、すぐさまあとを追って行ってしまったので、後れをとった菟原壮士は、天を仰いで叫びわめき、地団駄踏んで歯ぎしりし、あんな奴に負けてなるかと、肩掛けの太刀を身に着け、あの世まで追いかけて行ってしまった。それで、この人たちは身内の者が寄り集まって、行く末かけての記念にしようと、遠いのちの世まで語り継いでゆこうと、娘子の墓を真ん中に造り、壮士の墓を左と右に造って残したというその謂(い)われを聞いて、遠い世のゆかりもな人のことではあるが、今亡くなった身内の喪のように、大声をあげて泣いてしまった。(「万葉集 二」 伊藤 博 著 角川ソフィア文庫より)

(注)八年子の 片生ひの時ゆ:八歳ぐらいのまだ幼い時から。「片生ひ」は半端な成長。(伊藤脚注)

(注の注)かたおひ【片生ひ】名詞:まだ十分に成長していないこと。また、その年ごろ。 ※「かた」は接頭語。(学研)

(注)はなり【放り】:少女の、振り分けに垂らしたまま束ねない髪。また、その髪形の少女。(weblio辞書 デジタル大辞泉

(注)たく【綰く】他動詞:髪をかき上げて束ねる。(学研)

(注)うつゆふの【虚木綿の】「こもり」、「真狭(まさき)」、「まさき国」、「こもる」にかかる枕詞(weblio辞書 Wiktionary日本語版)

(注)てしか 終助詞:《接続》活用語の連用形に付く。〔自己の願望〕…したらいいなあ。…(し)たいものだ。 ※上代語。完了の助動詞「つ」の連用形に願望の終助詞「しか」が付いて一語化したもの。中古以降「てしが」。(学研)

(注の補)いぶせし 形容詞:①気が晴れない。うっとうしい。②気がかりである。③不快だ。気づまりだ。 ⇒ 参考 「いぶせし」と「いぶかし」の違い 「いぶせし」は、どうしようもなくて気が晴れない。「いぶかし」はようすがわからないので明らかにしたいという気持ちが強い。(学研)

(注)かきほ【垣穂】名詞:垣。垣根。(学研)

(注)ふせやたき【伏せ屋焚き】:「すすし」にかかる枕詞。(weblio辞書 Wiktionary日本語版)

(注)すすしきほふ【すすし競ふ】自動詞:進んでせり合う。勇んで争う。(学研)

(注)手かみ押しねり:柄頭を押しひねり。(伊藤脚注)

(注)ゆき【靫・靱】名詞:武具の一種。細長い箱型をした、矢を携行する道具で、中に矢を差し入れて背負う。 ※中世以降は「ゆぎ」。(学研)

(注)しづたまき【倭文手纏】分類枕詞:「倭文(しづ)」で作った腕輪の意味で、粗末なものとされたところから「数にもあらぬ」「賤(いや)しき」にかかる。 ※上代は「しつたまき」。(学研)

(注)ししくしろ【肉串ろ】:「熟睡(うまい)」、「黄泉(よみ)」にかかる枕詞。(weblio辞書 Wiktionary日本語版)

(注)こもりぬの【隠り沼の】分類枕詞:「隠(こも)り沼(ぬ)」は茂った草の下にあって見えないことから、「下(した)」にかかる。(学研)

(注)したばふ【下延ふ】自動詞:ひそかに恋い慕う。「したはふ」とも。(学研)

(注)菟原壮士いの「い」間投助詞:《接続》体言や活用語の連体形に付く。〔強調〕…こそ。とくにその。 ※上代語。 ⇒  参考主語の下に付く「い」を格助詞、副助詞「し」・係助詞「は」の上に付く「い」を副助詞とする説がある。(学研)

(注)きかみたけぶ:歯ぎしりしいきり立って。(伊藤脚注)

(注)もこ【婿】: 相手。仲間。(weblio辞書 デジタル大辞泉

(注)ところずら〔‐づら〕【野老葛】【一】[名]トコロの古名。【二】[枕]:① 同音の繰り返しで「常(とこ)しく」にかかる。② 芋を掘るとき、つるをたどるところから、「尋(と)め行く」にかかる。(weblio辞書 デジタル大辞泉

(注)このもかのも【此の面彼の面】分類連語:①こちら側とあちら側。②あちらこちら。そこここ。(学研)

 

 この歌については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その1829)」で紹介している。

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 田辺福麻呂の菟原娘子(うなひをとめ)伝説歌についてはブログ拙稿「万葉歌碑を訪ねて(その562)」で紹介している。

 

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大伴家持の菟原娘子(うなひをとめ)伝説歌についてはブログ拙稿「万葉歌碑を訪ねて(その947)」で紹介している。

 

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 ライオンズ広場・万葉の森もそれなりに堪能した。次は、茨城県土浦市小野 朝日峠展望公園・万葉の森を目指す。

 レンタカーにも慣れて来る。スピードがどうのこうの、信号も黄色で入ろうものなら口うるさいのが、今日はいない。初めは気楽なドライブと思っていたが、くねくねした道やヘアーピンを曲がっても何か物足りない。そのうえ機械的で面白くないことがわかった。さすがに、筑波の山々の神ならぬ我が家の山の神に感謝である。

 万葉の森の説明案内板には、30基の歌碑があると書かれていた。残念ながら2基を見落としてしまったようである。

 

 万葉植物に関する歌碑はプレートが多く、それはそれで味はあるのだが、ここは全てが

石碑であったのには感動した。

 



 

 

 

 

 

 

 

(参考文献)

★「萬葉集」 鶴 久・森山 隆 編 (桜楓社)

★「万葉集 一」 伊藤 博 著 (角川ソフィア文庫

★「万葉集 二」 伊藤 博 著 (角川ソフィア文庫

★「万葉集 四」 伊藤 博 著 (角川ソフィア文庫

★「weblio古語辞典 学研全訳古語辞典」

★「weblio辞書 デジタル大辞泉

★「weblio辞書 Wiktionary日本語版」

★「世界大百科事典(旧版)」 (株式会社平凡社