●歌は、「片貝の川の瀬清く行く水の絶ゆることなくあり通ひ見む」である。
●歌をみてみよう。
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この歌も、前稿ならびに前々稿と同じですので省略させていただきます。
「大徳寺」については、事前にいろいろと検索してもピタッとヒットするものがない。
富山県HP「越中万葉 おすすめコースめぐり『片貝川ちょっと歌碑めぐりコース』」で確認できたのが他の検索の助けとなった。
ナビをセットし向かう。
ナビの指示に基づき着いたところは「持光寺コミュニティセンター」である。車を留め、遠回りであるが、神明社境内経由で大徳寺に。
正面の寺門の外と内の境内は異次元のような感じがする空間であった。
境内には、存在感がある万葉歌碑が立てられており、いろいろと救われた思いである。
魚津市黒谷「片貝川黒谷橋畔」、同市木下新「“川の瀬団地の公園”」、同市持光寺「大徳寺」の3か所とも四〇〇二歌の歌碑であったが、それぞれに特徴があり、これもまた一興である。
あらためて3か所の歌碑をみてみよう。
片貝川の自然石、鏡面仕上げの碑、存在感ある歌碑と三者三様なかなか見ごたえがあった。
いろいろと検索してみると、「とやまの文化遺産魅力発信事業実行委員会」発行の「水の王国とやま vol.3」の「早月川・片貝川」の項に「~万葉集と水の恵み~」と題する箇所に「魚津市 大徳寺の歌碑」の写真が掲載されているのを見つけた。
越中万葉には水に関する「布勢の水海(旧十二町潟)」や射水川(庄川・小矢部川の下流部)、延槻川(早月川)などの河川・・・葦附・・・などの言葉が登場します。また布勢の円山(氷見市布勢)や寺井の井戸(高岡市伏木)など、後世に万葉ゆかりの地として名所となった場所もあります。・・・」と書かれている。
これらのワードを歌碑で追ってみよう。
■布勢の水海(旧十二町潟)■
「布施の水海」については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その813)」で紹介している。
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「射水川」については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その819)で紹介していいる。
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■延槻川(早月川)■
「延槻川」については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その2317)」で紹介している。
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■葦附■
「葦附」については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その1349表④)」で紹介している。
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■布勢の円山(氷見市布勢)■
「布勢の円山」については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その816)」で紹介している。
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■寺井の井戸(高岡市伏木)■
「寺井の井戸(高岡市伏木)」については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その823)」で紹介している。
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なお「~万葉集と水の恵み~」に掲載されている写真「田子浦藤波神社」については、拙稿ブログ「万葉歌碑を訪ねて(その818)」で紹介している。
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(参考文献)
★「萬葉集」 鶴 久・森山 隆 編 (桜楓社)
★「富山県HP」
★「水の王国とやま vol.3」 (とやまの文化遺産魅力発信事業実行委員会HP)
★「グーグルマップ ストリートビュー」