2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧
●歌は、「をみなへし佐紀沢に生ふる花かつみかつても知らぬ恋もするかも(中臣女郎 4-675)」である。 「はなかつみ[ヒメシャガ]」 「みんなの趣味の園芸 (NHK出版HP)」より引用させていただきました。 「集中、例歌の1首しか見えない植物のため…
●歌は、「下つ毛野三毳の山のこ楢のすまぐはし子ろは誰か筍か持たむ(作者未詳 14-3424)」である。 「なら・こなら[コナラ]」 「三鷹市HP」より引用させていただきました。 「コナラは、沖縄を除く全国に自生するブナ科の落葉広葉樹である。・・・…
●歌は、「この夕拓のさ枝の流れ来ば梁は打たずて取らずかもあらむ(仙拓枝の歌 3-386)」である。 「つみ[ヤマグワ]」 「植木図鑑 植木ペディアHP」より引用させていただきました。 「集中『柘(つみ)』を詠む歌4首といわれている。例歌は題詞に『仙…
●歌は、「磯の上のつままを見れば根を延へて年深くあらし神さびにけり(大伴家持 19-4159)」である。 「つまま[タブノキ]」 「植物データベース」(熊本大学薬学部薬用植物園HP)より引用させていただきました。 「『つまま』の歌は、集中では例歌…
●歌は、「栲領巾の鷺坂山の白つつじ我れににほはに妹に示さむ(柿本人麻呂歌集 9-1694)」である。 「つつじ[ヤマツツジ]」 「植木図鑑 植木ペディアHP」より引用させていただきました。 「・・・集中にみえるつつじは、ヤマツツジ類というのが通説…
●歌は、「つぎねふ 山背道を 人夫の 馬より行くに 己夫し 徒歩より行けば(中略)我が持てる まそみ鏡に 蜻蛉領巾 負ひ並め持ちて・・・(作者未詳 13-3314)」である。 「つぎね[ヒトリシズカ]」 「趣味の園芸 (NHK出版HP)より引用させていただ…
●歌は、「かき数ふ 二上山に 神さびて 立てる栂の木 本も枝も 同じときはに はしきよし わが背の君を・・・(大伴家持 17-4006)」である。 「つがのき[ツガ]」 岡山理科大学HPより引用させていただきました。 「『栂』と国字表記する。集中には。…
●歌は、「大汝 少彦名の 神代より 言ひ継ぎけらく(中略)世の人の 立つる言立て ちさの花 咲ける盛りに はしきよし・・・(大伴家持 18-4106)」である。 「ちさ(やまちさ)[エゴノキ]」 「植木図鑑 植木ペディア」HPより引用させていただきまし…
●歌は「栲縄の長き命を欲りしくは絶えずて人を見まく欲りこそ(巫部麻蘇娘子 4-704)」である。 「たく(たへ・ゆふ)[コウゾ]」 「植木図鑑 植木ペディアHP」より引用させていただきました。 「コウゾはクワ科の落葉低木で、春に小さな花をつけ、6…
●歌は、「うち靡く春さり来れば小竹の末に尾羽打ち触れてうぐひす鳴くも(作者未詳 10-1830)」である。 「しの[メダケ]」 岡山理科大学HPより引用させていただきました。 「題詞『鳥を詠む』13首の1首で、鶯が鳴くことに寄せ、春の訪れを喜んで…
●歌は、「あしひきの山桜花日並べてかく咲きたらばいたく恋ひめやも(山部赤人 8-1425」である。 「さくら[ヤマザクラ]」 「桜図鑑」(公財 日本花の会)より引用させていただきました。 「・・・日本人が『花見』といえば桜の花を見ることである。…
●歌は、「春さればまづさきくさの幸くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹(柿本人麻呂歌集 10-1895)」である。 「さきくさ[ミツマタ]」 「趣味の園芸」(NHK出版HP)より引用させていただきました。 「集中で『三枝』を見出すことができるのは例歌と…
●歌は、「千葉の野の子手柏のほほまれどあやに愛しみ置きてたか来ぬ(大田部足人 20-4387)」である。 いずれも「植木図鑑 植木ペディアHP」より引用させていただきました。 「本来、カシワは『炊ぐ葉(かしぐは)』で、炊しいだもの、つまり調理をし…
●歌は、「・・・ 敷栲の 枕もまかず 桜皮巻き 作れる船に 真楫貫き 我が漕ぎ来れば 淡路の 野島も過ぎ・・・(山部赤人 6-942)」である。 「かには[チョウジザクラ]」 関東森林管理局HPより引用させていただきました。 「万葉の時代、『かには』は材…
●歌は、「向つ峰の若桂の木下枝取り花待つい間に嘆きつるかも(作者未詳 7-1359)」である。 「かつら[カツラ]」 植木図鑑 植木ペディアHPより引用させていただきました。 「集中『かつら』と見える歌は3首あるが、実際の植物であるカツラは例歌の…
ランキング参加中万葉歌碑 ●歌は、「莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣我が背子がい立たせりけむ厳橿が本(額田王 1-9)」である。 「かし[アラカシ]」 weblio辞書「植物図鑑」より引用させていただきました。 「カシは、ブナ科コナラ属の常緑高木。その花は熟…
●歌は、「・・・伊予の高嶺の射狭庭の岡に立たして歌思ひ辞思ほししみ湯の上の木群を見れば臣の木も生ひ継ぎにけり・・・(山部赤人 3-322)」である。 「おみのき[モミ]」 植木図鑑 植木ペディアHPより引用させていただきました。 「・・・時代、世…
●歌は、「・・・あしひきのこの片山に二つ立つ檪が本に梓弓八つ手挟みひめ鏑八つ手挟み鹿待つと我が居る時にさを鹿の来立ち嘆かく・・・(乞食者の歌 16-3885)」である。 「いちひ[イチイガシ]」 植木図鑑 植木ペディアHPより引用させていただきま…
歌は、「君がため山田の沢にゑぐ摘むと雪消の水に裳の裾濡れぬ(作者未詳 10-1839)」である。 吹田慈姑(すいたくわい)の植え付けコーナー 20201002撮影 「吹田慈姑」説明案内板 20201002撮影 この説明案内板に、一般の慈姑は奈良…
●歌は、「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも(志貴皇子 8-1418)」である。 「わらび[ワラビ]」 「クラシルHP」より引用させていただきました。 「春の日差しに向かって精一杯伸びようとするワラビの若い力が、流水の勢いとと…
●序は、「時に、初春の令月にして、気淑く風風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす(巻5―815の序)」である。 「らに[シュンラン]」 植木図鑑 植木ペディアHPより引用させていただきました。 「『らに』をシランとする説もあるが、シュンラ…
●歌は、「大君の任のまにまに・・・ほととぎす来鳴く五月のあやめぐさ蓬かづらぎ酒みづき遊び慰ぐれど・・・(大伴家持 18-4116)」である。 「よもぎ[ヨモギ]」 東京生薬協会HPより引用させていただきました。 「ヨモギは、フキノトウと並んでいち…
●歌は、「古に恋ふらむ鳥かもゆずるはのみ井の上より鳴き渡り行く(弓削皇子 2-111)」である。 「ゆづるは[ユズリハ]」 「植木図鑑 植木ペディアHP」より引用させていただきました。 「『弓絃葉(ゆづるは)』は、現在でいうユズリハである。本州中…
●歌は、「この雪の消残る時にいざ行かな山橘の実の照るも見む(大伴家持 19-4226)」である。 「やまたちばな[ヤブコウジ]」 高岡市万葉歴史館HPより引用させていただきました。 「大伴家持は29歳という若さで都から遠く離れた、雪深い越中の国守…
●歌は、「山の際の雪は消ずあるをみなぎらふ川の柳は萌えにけるかも(作者未詳 10-1849)」である。 「やなぎ[シダレヤナギ]」 近鉄京都線高の原駅近く 20190311撮影 「万葉人は、浅緑に萌え出たヤナギの新芽によって春の訪れを実感してい…
●歌は、「春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ娘子(大伴家持 19-4139)」である。 「もも[モモ]」 高岡市万葉歴史館HPより引用させていただきました。 「『桜』の華やかさとも、『梅』のふくよかさとも異なり『桃』はどこか艶やかである。集中…
●歌は、「いかならむ時にか妹を葎生の汚なきやどに入りいませてむ(大伴田村大嬢 8-759) 「むぐら[カナムグラ]」 岡山理科大学HPより引用させていただきました。 「集中に『葎』を詠う歌は4首。が、歌を見る限り、藪をつくる、恐らく蔓性の草本であ…
●歌は、「岩代の浜松が枝を引き結びま幸くあらばまた返り見む(有間皇子 2-141)」である。 「まつ[クロマツ]」 浜寺公園(中央右万葉歌碑は置始東人<巻1―66>)20250509撮影 「『松』といえば普通アカマツ、クロマツをさすが、両種とも…